仙北町の北小学校
収穫した米に感謝を込めてありがとう集会(10月30日・火)
仙北町の北小学校(加藤政雄校長)では、この春に田植えした稲の収穫を祝おうと30日、「思い出作ろう北の子ワクワク米米祭り2001」を開いた。おじいさん、おばあさん、それに3年前から交流を深めている大曲市の介護老人保健施設「なごみのさと」からも12人のお年寄りを招き、体育館で「ありがとう集会」を開いた後、もちつきやきりたんぽ焼きなどを楽しんだ。
同校では県の「ふるさとドリーム支援事業」を受けて3年前から、3年生から6年生は近くに借りた田んぼ10アールで田植えを、そして1年生から2年生は畑でジャガイモやニンジン、トウモロコシを栽培し、その生育を勉強している。
今年は5月25日に田植え。その田植えには田んぼを貸している同町堀見内の斎藤真津雄さんや近所のおじいさん、おばあさんも手伝った。それに昨年7月からALT(外国語指導助手)として同町に滞在しているイギリス人のケビン・マッシイさん(23)と「なごみのさと」に入居しているお年寄りも参加、子供たちと田植えを楽しんだ。
午前10時50分から開いた「ありがとう集会」はそのお世話になった人たちに「ありがとう」の気持ちを伝え、プレゼントしたいと開いた。今年は10アールの田んぼから610キロの「あきたこまち」が収穫され、子どもたちはその中から5キロ詰のお米3袋15キロを「なごみのさと」のおじいさん、おばあさんたちにプレゼントした。また将来、車いす購入資金に使ってほしいと子どもたちが3年がかりで集めたプルタブ24キロを寄贈した。今年の田植えでは「なごみのさと」に入居している94歳の佐藤ミツノさんも参加して、一緒に田植えした。招待された佐藤さんは「ありがとう」と目を細め、お礼にと真心込めて縫った雑巾(ぞうきん)を学校にプレゼントした。
なごみのさとと交流が始まったのは偶然のことからだった。3年前の初めての田植えの時に同町から通っているなごみのさとの職員が「おじいさん、おばあさんたちに昔、やった田植えを見せたい」と散歩がてら見学に訪れたのがきっかけとなり、相互交流するようになった。おじいさん、おばあさんたちは「新しい孫ができた」と喜び、子どもたちと会うのを楽しみにしていると言う。
集会の後はなごみのさとのおじいさん、おばあさんたちにお母さんたちが味付けしてくれたきりたんぽをご馳走した。きりたんぽもモチも収穫した「あきたこまち」とモチ米とを交換したもの。お父さんたちが杵(きね)を持ち上げてモチを突く姿に声援を送りながら、昼食を楽しみゲームで遊んだ。世代を超えた交流。子どもたちは遊びに来てくれたなごみのさとのおじいさんやおばあさんたちの優しい笑顔に満足そうな笑顔を浮かべ、帰りの際はバスまで見送って手を振って別れた。