特別養護老人ホームで公演
お年寄りが子どもたちの演技に感激の拍手(10月31日・水)
今年度の児童生徒のボランティア活動普及事業における「ボランティア協力校」の指定を受けている大曲市藤木小学校(高橋良昭校長・児童数125人)では、このほど同市角間川町の特別養護老人ホーム「サン・サルビア」を訪問、学習発表会で披露したミュージカル「まほうのふえ」を演じて見せた。デイ・サービスを受けているお年寄りも含め60人ほどが車いすなどで大ホールに集まり、45分間のミュージカルを楽しんだ。
同校では福祉への理解を深め、思いやりの心を育てようと学校近くの道路を花で飾る、緑地公園のクリーンアップ作戦、一人暮らし老人宅を訪問し、鉢植えの花のプレゼントしたり学習発表会に招待するなどの活動をしている。
今回もそのボランティア活動の一環としてサン・サルビアを訪れたもので、5・6年生の児童45人がマイクロバス2台に分乗して駆けつけた。子どもたちが演じるミュージカル「まほうのふえ」は、モーツアルトの歌劇「魔笛」を子ども向けに編曲したもの。県の「ふるさと子どもドリーム事業」の支援を受けて取り組んでいるもので、一学期から練習に入っていた。振り付けは田沢湖町のわらび劇場で今、上演されているミュージカル「アテルイ」の演出を担当している栗城宏さんが担当し、全体指導もした本格的なもの。7月には秋田市文化会館で行われた「親子ミュージカル」にも出演し、好評を博した。
サン・サルビアに楽器や大道具・小道具を持ち込んだ児童たちは体の不自由なお年寄りを元気づけたいと懸命に歌い、演技した。フィナーレではみんなから感動の拍手が会場いっぱいに響き、子どもたちはその一人ひとりのお年寄りと握手しながら縫いぐるみのマスコットをプレゼント。おじいさん、おばあさんたちから「ありがとう。また来てけれな」と声を掛けられた。
5年生の高橋絵梨さんは「セリフが早過ぎてうまく聞き取れたかなと心配でした。でも私たちのミュージカルに感動して涙を流して喜んでいるおじいさん、おばあさんもいて、ジーンとしました。また機会があれば行きたい」と喜んだ。
同校ではこの日午前中には4年生の総合的な学習「ぼくの気持ち、伝えよう、友達できた!」もあり、大曲養護学校の4年生7人を招待。学校を案内し、ゲームを楽しむ交流学習もあった。前に藤木小の4年生全員が養護学校を訪問し、自己紹介や音楽に合わせて踊りを楽しむなどの交流をしており、今回はそのお礼だった。粟津友梨香さんは「出迎えの時にほとんどの人が笑顔で学校に入ってきたので嬉しかった」と話していた。