協和町で身障者野球大会
東北各県から6チーム参加(9月3日・月)
第30回東北身体障害者野球大会が1日から2日まで協和町のサン・スポーツランド協和球場で開かれた。体に障害のある人たちが野球を通じ、体力の維持増強と機能回復、そして明るい生活を楽しみ、相互の親睦を図ろうと開いたもので東北各県から6チームが出場した。
野球は障害があってもだれでも参加出来るよう特別なルールがあり、重度障害者で下肢に障害があり、走塁が困難な選手に対しては、打った瞬間、打者代走が認められ、盗塁、バントも認められない。そして一試合は90分以内とし、7回で終了となっている。
しかし、試合そのものは障害をまったく感じさせない熱戦。片腕だけでバットを握り、ボールをかっ飛ばし、全力疾走する選手。レフト方向へ痛烈な勢いで飛んできたライナーを見事にキャッチする選手。センター方向へ飛んだ大きなフライを走り込んで捉える選手など名プレーが続出し、応援の家族は敵味方を問わず好プレーには拍手と声援を送っていた。
参加した選手たちの年齢は20代から50代とさまざま。試合はトーナメント方式で行われ、開催地チームとしてシード権を与えられた「秋田エンジェルス」は岩手県の大船渡ケセンズと2回戦で立ち会ったが、3対5で惜しくも負けた。ピッチャーとして参加した大曲市四ツ屋の佐藤晋さん(36)は「練習は月2回、秋田市新屋の身障者スポーツセンターでやった。いろんな障害を持っている人たちだが、野球が好きで体のハンディなんてだれも気にしてない。みんなゲームを楽しんでます」と話した。三振で倒れても味方チームからは「バットが振れている。次に頑張ろう」と温かい声援が飛び、見ていても小気味いい野球大会だった。