5氏が一般質問
駅前からの本通り一方通行解除も検討へ(9月14日・金)
大曲市の9月定例議会は14日、本会議を再開、山崎栄一(新成会)、大坂猛夫(政友会)、齋藤正俊(市民・公明ク)、高松昭一(社会ク)、高橋孝夫(政風会)の5氏が一般質問を行った。質問の中で大曲駅から商店街を通り、大曲警察署前までの「大町通線」に関して「駅方向からの本通りの一方通行が実施されて24年になる。当時と周辺の道路状況も変わり、交通量も少なくなった。商店街活性化のために一方通行の解除に向けて調査検討すべきでないか」との要望があった。これに対して高橋司市長は「国道13号バイパスの完成や区画整理事業の進捗による飯田線の整備などで道路状況も交通量も大きく様変わりした。こうした状況を考えると、一方通行の見直しによる商店街の活性化を検討することは必要だ」と同調する考えを示し、「大曲警察署から歩行者の安全確保、規制の変更による周辺道路への影響など規制見直しのために解決すべき課題についても指導を受けており、解決に向けて関係者との検討協議を行いたい」と答えた。一般質問に対する主な回答は次の通り。
◇4月に183人の会員による大曲市認定農業者会議が設立されたが、その活動状況と認定農業者と一般農業者との違いは=これまで県認定農業者連絡協議会への参画や行政機関、農業関係団体と会員との情報交換、交流を目的とした情報交換会を開催し、市では融資制度などを随時、会員に提供している。本市農業の担い手育成の観点から支援したい。一般農業者との違いは▽農業委員会から優先して農地の斡旋を受けられる▽農地取得資金で農地を購入する場合、5年間に限り10アール当たり最高年2万円の助成を受けられるなどの支援措置がある。
◇市立大曲病院へ一般会計から負担している額は=平成12年度での負担金は約2億9000万円だったが、収益の増加と経費節減で約3200万円を減額し、決算額では約2億5600万円だった。精神科病院では診療報酬が厳しい基準に置かれている。一般会計からの負担金を軽減し、経営改善を図るためには患者の確保が必要であり、新規入院患者確保のため、外来診療に重点を置くと共に、病床稼働率のアップに努め、経費節減についても医薬品の効率的な在庫管理や委託費・リース料などの見直しを図る努力をしたい。 ◇学校給食センターの帳簿に記入ミスがあった。指導を徹底すべきではないか=食材の単価に誤りがあり、一時的に多く支払ったが、申し入れして清算した。チェックが不十分だった点をお詫びし、今後はより厳しいチェック体制としたい。
◇市町村合併について=大曲市仙北郡内の職員で構成する合併調査研究会で研究を開始したばかりだが、今後、国から示された「合併協議会の運営の手引き」や市町村合併支援プランを参考に理解を深め、県へ積極的な支援をお願いすると共に議会とも相談しながら平成14年度中には法定協議会が設置できるよう努めたい。
◇来年4月のペイオフ解禁後の公金保護策をどう検討しているか=ペイオフ解禁で、地方公共団体の公金預金も元本1000万円とその利息を超える部分については預金保険制度の保護措置がなくなる。総務省が設置したペイオフ解禁に係る公金の保護策の研究結果でも具体的な対応策は、各地方公共団体に委ねるとなっているだけだ。県は出納帳を座長に対策検討会議を8月に設置し、11月に公金保護策をまとめると聞いている。市としても庁内関係部局の職員を対象に勉強会を今月中に開催し、来月には大曲仙北管内の会計職員を対象にした研修会を開き、ペイオフ対策について協議・検討し、公金預金の保全に万全を期したい。
公金預金の現状は日々の歳入歳出で保有する現金は8月末現在で8億2200万円で、指定金融機関に普通、定期で預金している。ほかに特定の目的のために積み立てている各種基金は平成12年度末現在で33億3900万円で、7つの金融機関に預金している。 ◇除雪した雪を処理できない地域について、事前に市と関係者との間で対策を話し合い解決に努めるべきでないか=新興住宅地などの雪処理は雪の堆積場の確保が困難で苦慮している。空き地の活用については町内会などを通じ、一部有料借り上げも含め、協力をお願いし、その確保に努めてる。
◇観客64万人を集めた大曲の花火の経済効果及び前夜祭のようなイベントを開催する考えはないか=試算だが花火大会開催に伴う直接的経済効果としては9億円が見込まれ、関連する生産誘発効果は概ね8億円と見込んでいる。この直接的経済効果と生産誘発効果を合わせると17億円の経済効果と推測しているが、間接的経済効果には所得形成効果、雇用創出効果、税収増大効果などの指標も加わり、波及する経済効果全体はもう少し増えるものと考えている。
前日からのキャンプ客を狙った前夜祭のイベントもスタッフの間で検討したことがあるが、桟敷の活用については当日まで区割り作業があることや、ゴミの発生が懸念され、その処理対策で管理上問題があること、さらに市職員や商工会議所関係者の多くは、大会前日から準備作業にあたっており、スタッフ確保が非常に困難であること、また事故発生があれば本番の花火打ち上げにも支障を来すなどで前夜祭の実施は難しいと判断した。
◇新しい歴史教科書をつくる会の教科書採用問題について、市教育委員会では選定段階でこの問題に触れたか=教科用図書を採択する前段階として、大曲市仙北郡内14市町村の教育関係者及び保護者代表18人の委員で構成されている「大曲仙北地区教科用図書採択協議会」で選定及び採択作業をした。選定及び採択に当たっては「児童生徒が最も使いやすく、学習効果が期待できるもの」と「教員が最も指導しやすく、教育効果を期待できるもの」の観点で委員一人ひとりが、一冊一冊を詳細に、時間を掛けて作業に当たった。要した日数は4日だった。その結果、選定・採択された教科用図書には質問の団体に関わっていた教科用図書はなかった。
◇県立県南技術専門校の開設予定時期と総合公園野球場の完成予定からすると今の市営球場が使えない状況が発生する。野球連盟とどのような調整を行うのか=専門校の建設地は市営球場敷地内とし、平成14年度に実施設計、15年度に工事着工、16年度完成となっている。一方、総合公園野球場の建設は平成13年度にメインスタンドと幹線道路工事、14年度は内外野スタンド工事、15年度はグランド造成、給排水工事、16年度は駐車場、照明設備と施設の備品購入、そして17年度にラバーフェンス、スコアボードの工事を行い、完成する。このため15年、16年は野球場を使用できない状態となるが、9月4日に大曲市軟式野球連盟役員と協議を行い、現在の市営球場を1日でも長く利用してもらうため、県と2つの事業のタイム・スケジュールなどについて調整を図り、他町村の球場利用を計画に入れ連盟に協力を依頼した。
◇仙北組合総合病院の改築計画について=病院移転候補地としては国道13号大曲バイパスの東側沿線に沿って北から花館萩台地区、福田町地区周辺、仙北町を含む戸蒔地区周辺2地域、それに笑ノ口地区を加えた5地域に集約され、現地視察なども行われている。事業主体の組合病院の意向としては、再度ワーキング委員会を開催し、環境の分析、都市計画の位置づけ、建築関係法令の確認、インフラ整備を含む土地特性の確認、高圧線や鉄道沿線の影響など詳細な検討を加えたいと伺っている。
◇中心市街地再活性化とTMOの進展が見られないが=TMO構想については、その構想内に中小小売商業高度化事業の明記及び各事業の種類、実施予定者や位置または区域、実施期間など具体的な内容の記載がないため、認定してない。このため大曲商工会議所及び地元商店街とで協議を進めているが、商店街が一体的に取り組む具体的な事業がないのが現状で、その後の進展が見られない。しかし、今後は個々の事業であっても実現可能なものについてはTMOの母体と想定している商工会議所と協議したいと考えている。