お年寄りに懐かしさ、若い人には不思議さがいっぱい(4月1日・月)
南外村の民俗資料交流館が完成、1日にオープンした。「昔があるから今がある」をキャッチフレーズにオープンした交流館には昔の農機具や作業着、機織り機やランプ、昭和15年代のラジオ、箱ぞり、馬具、狩猟用具、さらには縄文時代の石器など1100点あまりが展示され、訪れる村の人たちは懐かしさにひたっている。
またオープン記念に村の人たちが保存していた昔の写真を複写・拡大したのを44枚展示、訪れる人たちは明治や大正、昭和の懐かしい光景を見入っている。写真の中には明治40年代に村の財産家が買い求め、運転している乗用車も。またとうに姿を消した夏見沢分校の全景などもあって、分校で学んだ人たちは「こう言う学校だったな」と郷愁感を高めている。
交流館は木造平屋建て488平方メートルの大きさ。温泉施設「ふるさと館」に隣接して造られた。総事業費は約1億3200万円。展示室、ふれあい体験室、交流研修室、創作体験室や調理実習室なども設けられ、体験や研修、さらには懐かしい「いろり」を囲んでの談話、陶芸なども楽しめる。また機織りや古い農機具は触れて体験できる。中には昭和14年製(1939年)のネジ巻き蓄音機もあって、今もその音を楽しめる。
訪れたお年寄りたちは展示室の橇(そり)を何度も手でなでながら「若いころ、このそりに肥を乗せて運んだものだった。こう言うかすりの作業着を着てナ。力仕事ばっかりで難儀したものだったで」と若い人たちに説明していた。
交流館はランプ生活を体験したお年寄りにはとても懐かしさを、子どもや若い人たち不思議さを与えそうだ。今月いっぱいは無料だが、来月からは大人100円、小学生50円の入館料が必要。隣のふるさと館の入浴も兼ねた共通利用券は大人300円、小学生150円。問い合わせは0187−74−2312へ。