大曲市角間川小でキノコ栽培
子どもドリームアップ事業で「森の不思議」を勉強(4月11日・木)
大曲市角間川小学校(伊藤孝之校長・生徒数114人)では県の「ふるさと子どもドリームアップ事業」である50万円の補助を受けて「いきいき森の教室」を今年の事業とし て取り組み、森林に親しむ活動を通して地球環境を考えることになった。11日にはその「始めの集い」を開いて、5、6年生の児童36人がシイタケとナメコの菌をホタ木に植える作業を行った。12日には3、4年生、15日には1、2年生が菌植えを体験し、森からの贈り物であるキノコの生育を観察する。
事業は県仙北総合農林事務所、仙北地方徳用林産物生産団体連合会、仙北地方林業後継者連絡協議会の協力をもらい、同事務所からと仙北北森林組合の職員と組合員13人、それに西仙北町でキノコ栽培に取り組み、キノコ博士として知られる佐々木俊六さんや林業後継者連絡協議会から佐々木昭孝会長も応援団となって指導に駆けつけた。保護者も20人ほど手伝いに来た。応援は15日まで続けられ、今後のキノコの生育管理も手伝ってもらう。
菌を植えるナラの木とミズナラの木を切ったホタ木は520本用意した。子どもたちは電動ドリルを使ってホタ木への穴あけ作業やカナヅチで懸命に菌植えに励んだ。佐々木さんらは電動ドリルを手に「スイッチはここ。穴が斜めにならないようドリルを垂直にして穴を開けるように」と注意し、見守った。
伊藤校長は全校児童が揃った「始まりの集い」で「キノコの栽培を通じて森の働きや森の不思議を勉強しよう」と子どもたちに呼びかけた。同校は校庭にスギの木を中心とした樹木が多く、教室の窓からはリスの姿を見かけることもあるという。それに近くには「川港親水公園」もあって様々な樹木が観察できる環境にある。こうした恵まれた環境から、キノコ栽培を通じて「森林に親しむ活動を通し、森の働きや地域産業にも目を向けさせたい」となった。
今年、植えたシイタケやナメコの収穫は来年の秋になるが、5月には舞茸も学校の畑に植えることになっており、舞茸は今年秋に収穫が出来るという。またミズナラの木に植えたシイタケは成長も早いため、場合によっては今年の収穫も可能と期待されている。秋には子どもたちが植えたキノコを収穫し、収穫感謝祭やキノコ料理、そして角間川町にある特別養護老人ホーム「サンサルビア」を訪問、シイタケのプレゼントもしたいと計画を立てている。
ホタ木への菌植え作業中には雨が降って、先生たちがビニールシートを二階の窓から吊るし臨時の屋根にする騒ぎもあったが、子どもたちは雨も気にならないほど熱心に菌植えに取り組んでいた。手伝いに来ていた農林事務所の職員たちはドリルを使ってホタ木への穴あけ作業に取り組んでいたが、山と積んだホタ木が次々と減っていくのに「やっぱり子どもたちの数だな」と追いつかぬ作業に嬉しい悲鳴をあげていた。菌植えを終えたホタ木は子どもたちの手で学校裏の杉林の仮伏せ場所へと運ばれた。