現職の藤嶋氏の無投票当選が確定
町議補選も立候補は1人で無投票当選へ(4月16日・火)
任期満了(5月9日)に伴う千畑町の町長選と町議補選(欠員1)は16日告示され、午後5時に立候補の受け付けが締め切られた結果、町長選では現職で再選を目指す藤嶋長右エ門氏(63)=本堂城回字馬場・無所属=しか届け出がなく、藤嶋氏の無投票当選が決まった。町議補選も立候補したのは無所属新人で農業・杉澤隆一氏(52)=本堂城回=だけで、杉澤氏の無投票当選が確定した。選挙カーに乗って町内をあいさつ回りしていた藤嶋町長は当選が確定した午後5時10分に選挙事務所入りした。事務所前では仙北郡町村会長の今野正彬神岡町長ら周辺町村長や支持者らが出迎え、藤嶋町長は笑顔で事務所入りした。高橋広治総括責任者は事務所入りした町村長や支持者ら150人を前に「藤嶋さんの人柄もあって対立候補はなく、無投票当選となった。対立候補がなかったことは喜ばしいことだが、その分、責任も重い。候補者がなかったということは藤嶋さんに町政を任せたということだ」と祝勝の弁。
今野神岡町長もマイクを握って「市町村合併など大きな課題を抱えている。これまでの実績を活かし、この町と大曲仙北発展のため指導者として活躍してくれることを期待する」と祝った。藤嶋町長は「議員の時から数えて8回選挙をやったが、このような経験は初めてなので、気持ちも落ち着かず何を喋ったらいいのか、ただ嬉しい。同時にこれからやっていくべきことを考えると重みを感じる」と喜びを語った。保子夫人とダルマに目を入れホッとした表情で支持者らと談笑していた。
同町本堂城回字若林の旧縫製工場での選挙事務所開きは午前8時半から神事で行われ、詰めかけた約150人の支持者と共に必勝を祈願。仙北郡選出の安杖正義、樽川隆の両県議、それに仙北郡町村会長の今野正彬神岡町長ら周辺の町村長が激励に駆けつけた。
神事の後の出陣式でマイクを握った藤嶋氏は「この4年間の一番の感動は町財政が厳しくなり、行政改革のため予算を削ることばかりをやってきたが、町民がそれに対して理解を示し、協力してくれたことだ」と述べる一方、市町村合併にも触れ「合併をやる前に町民の方々から町の財政の姿を理解してもらわなければならない。合併すればすべて良くなるわけではないが、合併しないで頑張りきれるか」と町民への説明を優先する姿勢を第一とした。その上で「この町は農業の町だ。減反が始まって30年になる。これからの農業は待っているだけでは何もできない。この町で作れるものは何か。真剣に考え、どういうおいしいものを提供していくかをみんなで知恵を絞らなければならない。町もそれに応援する。これからも町民の意見を聞いて行政に反映させたい。人が集まれば集まった数だけ智恵も生まれる。そのアドバイスを生かして町づくりに取り組みたい」と訴えた。午前10時、集まった約400人の支持者らに見送られ、選挙カーに乗り込んだ。
藤嶋氏は26歳で町議初当選し、町議連続6期務め、任期途中の1990年7月に助役に就任。二期目途中の98年4月の町長選に出馬し、初当選した。二期目に向けては昨年12月の定例議会で立候補を表明。▽町づくりの公募▽安全な農産物のブランド化事業▽子育て環境の整備▽快適な生活空間づくり?などを公約として掲げている。
大曲農業高校卒。自宅は同町本堂城回字馬場4。