西木村のカタクリの里

山の斜面は鮮やかな紫色のじゅうたんに(4月16日・火)

 西木村の八津・鎌足のカタクリ群生の里が見ごろを迎え、県内外からの観光客で賑わっている。広さ20ヘクタールものクリ林に自生しているもので、カタクリの咲いた山の斜面はまるで紫色をしたじゅうたんを敷きつめたような鮮やかさだ。

 地元では「カタッコ」や「カタンコ」と呼んで愛でられているカタクリは、ユリ科の多年草。今年は例年より2週間ほど早い5日ごろから咲き始めたが、その後の冷え込みで開花もずれやっと見ごろとなった。16日は曇り空となったが県外から観光バスに乗って訪れた人たちは紫色に染まった斜面を背景に記念写真に収まり、「一度は見てみたかった」と感激していた。多くのカメラマンもカメラの放列を敷いて写真を撮っていた。

 地元住民で作っている八津・鎌足かたくり福寿草保存会(門脇正一会長)の会員たちは訪れる観光客を相手に「カタクリは発芽から開花までに8年前後かかって咲き、種子はアリに運ばれて分散します」などと説明していた。会場に入るにはコースの整備や案内所の運営費として300円の管理協力金が必要。会場のあちこちに案内人が立っていて車での観光客を案内している。