大曲市のよつやタクシーが導入
車いすで出かけてみませんか、料金は小型タクシー運賃(8月5日・月)
大曲市四ツ屋の「よつやタクシー」(大屋敷健一社長)では車いすのまま乗れるタクシーを導入した。普段は乗務員を除き定員4人のタクシーとして使え、車いすのお客さんからの要望があれば、後部座席を倒し、車いすのまま乗れる仕様。付き添いの人は助手席となり、2人乗りとなる。5日には寝たきりのお年寄りの介護を専門としている人を講師に乗務員が車いすの安全な扱い方などを学んだ。
導入したのはトヨタ自動車のファンカーゴ。1300CCの普通乗用車。トヨタ自動車が車いすのまま乗れるよう改造して販売しているもの。車いすで乗る場合は後部座席を床下に収納し、後部ドアから折り畳み式のスロープを下ろし、車いすのまま乗車できるようになっている。ボタン一つで車高も低くなる。そして急ブレーキなどで車いすが前後に移動しないようベルトでがっちりと固定される仕組み。天井も高いため、車いすに乗ったままでもゆったりとしたスペースが特徴。
同社では「お客さまの手となり、足となり、心となる」を社是に利用客からアンケートを取ったら、車いすのまま乗れるタクシーがあればとの要望があった。これまでも足の不自由な人を病院に運ぶと、病院で車いすに乗り換えてもらい、さらに家に帰ってからも車いすに乗り換えてもらうという不便があった。このため車いすに乗った人が乗りやすいよう後部座席が回転する車を導入したこともあったが、実際に使ってみると足が曲がらない人は乗れないなど支障もあった。それに車いすをトランクに収納するという作業も必要だった。
こうしたことから車いすのまま乗れるタクシーを導入したいと検討。車いす仕様だと同じ車に比べ30万円ほど高くなったが、車いすの人たちに病院に行く時だけでなく、ドライブや買い物を気楽に楽しんでもらうようにしてもらいたいと導入することにした。大曲仙北のタクシー20社では初めて。
乗務員たちはこの日、お年寄りの介護をしている人から「車いすに乗った人を乗車させた場合は冬道を走るような気持ちで慎重な運転が必要」などと注意を受けていた。料金は小型タクシー運賃と同じで初乗りは1.5キロまで640円。ただし介護保険の適用にはならない。