高齢者の交通安全教室

大曲市大川西根公民館

ミニ警察官の園児たちも応援に駆けつける(8月6日・火)

 敬礼する園児たちに喜ぶお年寄りたち大曲市大川西根公民館で6日朝、高齢者交通安全教室が開かれた。大川西根交通安全会(品川隆美会長)と同地区老人クラブ連合会(進藤與市会長)の共催で、16人の高齢者が交通安全を学んだ。大川西根保育園の年長組10人の園児がミニ警察官の制服を着用して応援に駆けつけ「おじいちゃん、おばあちゃん。交通事故に遭わないようみんなで注意しましょう」と呼びかけると顔をクシャクシャにして喜んだ。

 交通安全会の品川会長は「今年の県内の交通事故死をみると5日現在で48人が亡くなっている。昨年同期は36人だから、12人も多い。その4分の1が高齢者の犠牲だ。以前は高齢者の事故といえば被害者の立場だったが、最近は被害者であり加害者にもなっている」とお年寄りの車の事故が多くなっていることを警告した。そして「ここ大川西根では過去6年間、交通死亡事故はない。この記録を伸ばし、事故のない明るい西根地区でありたい」と協力を求めた。

 続いて老人クラブの進藤会長も「97歳になった会員が3人もいる。せっかく100歳まで長生きしようとしている命が、ちょっとした弾みの交通事故で命を失ったらもったいない」と参加者に注意を促した。

 さらに大曲警察署の鈴木良一大川西根駐在所長が「最近の高齢者の事故は加害者になったり、被害者になったりするのが半々となっている」と今年5月29日に起きた同市内小友での75歳の男性が運転する車が、自転車に乗っていた58歳の女性をはねて死亡させた事故を引き合いに講話。「高齢になるとなぜ事故を起こしてしまったのか分からない時もある。体の回転も悪くなっており、こんなはずではないと若いころの感覚で車を運転すると危ない。自分の能力を知ることが大切であり、高齢者の体験型交通安全教室に積極的に参加して」と呼びかけた。

 受講したお年寄りたちは孫のような園児たちと触れ合い、「こんなかわいい孫のためにも気をつけなければ」と熱心に耳を傾けていた。そして最後に「半七捕物帳異聞」と題したお年寄りのための交通安全ビデオを観賞した。