大曲市仙北郡東部
秋田市の澤井さんが体験を通じた講演(8月7日・水)
大曲市仙北郡東部地区結婚相談員研修会が7日、仙北町の「ふれあい文化プラザ」で開かれた。東部地区は大曲市と六郷町、太田町、仙北町、千畑町、仙南村の6市町村で構成され、各市町村の農業委員会から委嘱を受けた結婚相談員が、農業後継者の結婚相手を紹介したり、相談活動を続けている。
この日は79人の相談員が参加した。始めに東部地区農業委員会連絡協議会の児玉協三会長が新しい相談員として委嘱された仙北町の小松綾子さんと太田町の小松喜一郎さんに委嘱状を交付。そして「少子社会で皆さんも難儀されていると思うが、農業を引き継ぎ、まじめに働いている青年たちに明るい希望を持ってもらうためにも皆さんの努力は欠かせない」と励ました。続いて伊藤稔仙北町長が「社会情勢の変化で結婚に対する若い人たちの考えも変わり、カップルを誕生させるには大変なことと思うが、今日の研修を実のあるものとしてもらいたい」と歓迎のあいさつを述べた。
続いて秋田市でブライダルコンサルタント結婚相談員室長として活躍している澤井輝子さんが「人生、楽しく輝いて」と題して心の健康や生き方を語った。澤井さんは農業青年のための生き生き講座や社員教育・結婚相談など幅広く活躍している。その体験や次男夫婦との同居生活を通して「家は守らなければならない。だから海外で生活している長男に代わって次男が結婚する時は家に入ってもらうことにした。しかし、息子夫婦との生活では最初からあいまいにしてしまうとそのままになってしまうので家族なのだから『報告すること』『連絡すること』『相談すること』のホウレンソウを守ってもらいたいと約束してもらった」と強調。そして「若い人と一緒に生活しながら、若い人たちのことに不満だけを抱いて、小言ばっかり言ってたら、自分の心を自分でいじめるのと同じ。心が晴れない。若い人たちの言うことに腹を立てずに、自分が高齢なんだからと善意に解釈することも必要。そして親である以上、子どものために教えることは教えなければいけない。口出しはしないではなく、私はこう思うと心を開いて話すべきだ。人間には言葉がある。黙っていても伝わる以心伝心ではない。言葉で伝えるべきだ」と訴えた。
さらに「若い人たちが結婚したくなるような町、家族、地域にするためにも結婚相談員は堂々と胸を張って頑張るべきだ。そして結婚相談員こそ家庭っていいものだと見本を示せるように家族関係、家庭を大事にするという原点に返るべきだ」と講話した。澤井さんの具体的で情熱のこもった話は相談員の自信を呼び覚ましたようで講演が終わると盛んな拍手が沸いていた。