中仙町でドンパン祭り

1000人を超える踊りの輪

数々の企画とショーで5万人を超える人出に(8月18日・日)

 ドンドンパンパンドンパンパンの軽快な掛け声で知られる民謡「ドンパン節」。その歌の発祥の地である中仙町で16日、「ドンパン祭り」があった。今年で18回目。町役場前のドンパン広場には巨大なステージが造られ、午後2時45分のオープニングから、夜の「ドンパンフェスティバル」「ドンパンミッドナイト・フェスティバル」、そして最後は花火ショーと数々のイベントが繰り返され、5万人を超える人出となった。

 町を挙げての祭りと言う印象だった。ドンパン節を継承し、広くアピールしようとの意気込みが数々のイベントに込められていた。ドンパン節の元唄は明治元年に同町で生まれた円満造じいさんこと、大工の高橋市蔵さんが作った唄で「姉どごさえぐ ただ一人 日が今 暮れるとき」で始まる「円満造甚句」だ。これを昭和10年ごろに民謡編曲家の故黒沢三一氏が「円満造甚句」を大衆向きに変えたのが全国に知られる「ドンパン節」となった。

 ドンパン広場には様々な店がびっしりと立ち並び、多くの人々が往来した。ステージ前の広場ではビニールシートを敷いてステージ上での演奏や踊りを楽しむ人でいっぱいだった。女性有志による「うぐいす太鼓」で幕を開け、幼稚園・保育園児、そして中仙中学校と豊成中学校の吹奏楽、豊岡、清水、中仙、豊川の各小学校児童による太鼓や神楽、ささら、円満造甚句の披露。

 圧巻だったのは夕方からのドンパンフェスティバルだった。巨大なステージには三味線の演奏家がずらりと並び、円満造甚句とドンパン節が繰り返し演奏され、女性を中心とした1000人を超えるドンパン踊りの輪だった。さらにロック三味線のドンパン組曲の演奏もあれば、津軽三味線の披露、そして花火ショーと楽しませた。夏は中仙町のドンパン祭りが面白い。そう言える企画とショーだった。