岩間さんのレポート「アメリカ暮らし」

中国の大学生の教材へ

中国高等教育出版社から本紙に使用許可依頼(8月22日・木)

 アメリカ・サンノゼ在住の岩間郁夫さんが本紙に連載中の「アメリカ暮らし」のレポートが、中国の大学生向けの「日本語教材」として使用されることになった。中国高等教育出版社外国語分社から、本紙に「著作権使用許可依頼」があったもの。本紙は岩間さんからの承諾を得、同社から書類が送付されて来るのを待って、著作権の「使用許可」を出す方針。

 教材となるのは岩間さんが2000年12月5日に本紙に送ってきた「インターネットショッピング」。家族らへのクリスマスプレゼントのために、初めてインターネットショッピングに挑戦した岩間さんのレポート。商品の選択から発注までの体験をつづったもので、そのシステムの実用性、便利さに感心する興味深い内容だ。

 中国の大学生向けの日本語教材はすべて〃生の日本語〃の文章が使用される。教材は中国の全国大学外語教学指導委員会日本語部会からの委嘱を受け、日本国際交流基金の援助て編纂(さん)される。

 本紙に著作権使用許可依頼のメールを送ってきた中国高等教育出版社外国語分社の祝大鳴副社長は「岩間先生のレポートが掲載されるこの教科書は全国で一番使用率の高いもので、今年の9月の新学期から全国の100以上の大学で採用されます。日本側の顧問は筑波大学の学長・北原保雄先生など4人の先生で、中国国内の30名以上の重点大学の教授たちも参加しております。うちの出版社は中国教育部(文部省に当たる)に直属する国営の有名な出版社で、従業員は700人です」と本紙からニュースとして取り上げたいとの問い合わせに対して回答を寄せてきた。

 岩間さんからも「私としてはもちろん光栄です。でも、『秋田県南日々新聞』が普通の読者とは別に、こう云う分野の方も見ていらっしゃるのには驚くばかりです。ケンニチが世界に出ていく。先のアメリカのソフト開発メーカーからケンニチの『こちら編集室』が使われることになった件と言い、私のレポートが外国人の方の教材に引用される。これ本当にすごいことですよ。秋田の一インターネット新聞なんて言ってられませんね」と喜びのメールがあった。

 岩間さんのレポート「アメリカ暮らし」は1997年4月28日から始まり、これまでに163回の連載となっている。その163回目のレポート「アメリカ航空会社の経営危機」は、アメリカ航空業界第2位のユナイテイッド航空がこの秋に会社更生法を申請することになったとの内容で、本紙に掲載されたその翌日には朝日新聞も第3面でトップ記事で扱った。