大曲高校女子、男子は準優勝
珠算でも全国3位の生徒も交え「優勝報告会」(8月22日・木)
茨城県で開かれたインターハイ登山競技の女子団体で優勝、男子縦走で準優勝とアベックで輝かしい記録を遂げた大曲高校登山部。そして同校1年の川原文人君が8月1日に盛岡市で開かれた「全国高等学校珠算競技大会」で3位に入賞したのを祝って22日、同校体育館で「全国大会優勝報告会」が開かれた。
大曲高校女子登山部の優勝は3年ぶり3度目。インターハイは茨城県北部山域を舞台に今月2日から3泊4日の日程で行われた。女子登山部は昨年の熊本インターハイで3位に輝いた加藤好美主将(3年・金沢中出身)を中心に湊谷晴美選手(2年・同)、狩野紫穂選手(2年・大曲中出身)、白旗実奈子選手(2年・太田中出身)で活躍した。監督は昨年まで同部の生徒たちの指導、今年3月に退職した今野昌雄さんに代わってこの春に赴任してきた金岡直人教諭が務めた。
一方の男子は佐藤智明主将(3年・西仙北東中出身)、高橋潤永選手(3年・同)、田村寛選手(3年・同)、藤田学選手(3年・大曲中出身)で、監督は鈴木牧雄教諭。
体育館に集まった全校生徒945人を前に菅原浩校長から表彰状や優勝杯を受けた加藤主将は「悪天候や体調不良の選手もいて、歩行中に転倒者を出すなど出遅れ、優勝は無理かと思ったが、夜のミーティングで励まし合い、最終日にすべてを掛けて一歩一歩に集中した」と経緯を報告、「男子と一緒に表彰台に上がれて幸せだった」と振り返った。男子の佐藤主将も「長いコースや雷雨などで大変だったが、皆で声を掛け合い歩き通した」と苦しみながらも登山を達成できた喜びを語った。また珠算で活躍した川原君も「もっと上位を目指して頑張りたい」と意気込みを見せた。
菅原校長は「日本一の女子登山部、そして男子は2位、さらに珠算で全国3位と本校の生徒たちはすばらしい成績を残した。皆さんにとってもまた本校OBにとっても、地域の人たちにとってもすばらしい喜びであり、感動だ。練習は苦しいが裏切らないということを示してくれた。皆さんのひたむきな情熱が優勝につながった。生徒たちもそれぞれ持っているよさを引き伸ばすよう頑張ってもらいたい」と励ました。
登山競技は早さや到着順を競うのではなく、気象通報を聞いて天気図を書く筆記試験や滑落しないように歩く技術など安全な登山に必要な知識や能力を、同行する審査員が採点し、合計点で順位を決める。全校生徒を前に一列に並んだ登山部の生徒たち、そして珠算の川原君は体育館いっぱいに響いた拍手を受けて誇らしげな笑顔をこぼしていた。