姫神橋下は満車に
気になる天気、問い合わせも殺到(8月23日・金)
大曲市の雄物川河川敷を会場に行われる「第76回全国花火競技大会」、通称「大曲の花火」はいよいよ明日24日に迫った。会場はすべての準備が終え、明日の開幕を待つだけ。会場に最も近い姫神橋左岸のテント設営可能な駐車場は昨日22日午後6時から開放されたが、県内外からテントを積んだ車やキャンピングカーが次々と駆けつけ、23日朝までに260台の車で埋まった。
会場の雄物川右岸堤防の住宅街に面した空き地も22日夕方からテントや車で埋まり始めた。県外からテントを積んで駆けつけて来る観光客の多くは車とテントのスペースを確保すると自転車を足がわりに、買い出しや散策などを楽しみながら明日の開幕をただひたすら待っている。「大曲の花火ですか。毎年、来てますよ。一度、観たらもう病み付きになってしまう。どんなに苦労しても、お金がかかっても来ます。今年はだからキャンピングカーを奮発しました」と八戸から駆けつけた家族連れ。一方、大曲の花火の評判を聞いて東京から駆けつけたと言う子ども連れの男性は駐車場整備員に「大会が終わったら、すぐに車は出せますか」と聞いていたが「とんでもない。明日の夜は午前2時過ぎまで渋滞で車は動きません」と言われ「参ったなー。明日中には東京へ帰るつもりだったのに」と頭をかいていた。
同駐車場と大曲大橋上下流左岸、それに右岸、大曲橋(通称・金谷橋)上流右岸の駐車場は環境整備協力金として2000円かかるが、市ではキャンピング客のために飲料水を提供するなどサービスもあって「お金の問題ではない。飲み水の提供やトイレまで用意してくれて親切ですよ」と好評だ。駐車場は有料、無料も含めて59カ所、約1万7000台分を確保している。このほか、転作の田んぼを有料に貸し出す民間の駐車場も内小友から大川西根周辺にかなりの数で設けられている。いずれも今夜から明日にかけて満車になるものと見られる。
昨年は64万人もの観客で埋まった大曲の花火。会場の混雑を緩和し、事故のない大会にしたいと大会実行委員会では昨年同様、警備態勢にも万全を期している。警備に当たるのは警察官、消防、民間警備など1200人余り。その半数は雄物川河川敷の花火会場周辺の警備に当たる。観覧席への出入り口となる大曲橋(金谷橋)?姫神橋間の約1500メートルには12カ所の出入り口が設けられ、危険防止のための照明器具も設置された。堤防道路や大曲橋上での見物は緊急車のスムーズな通行を確保するため禁止される。
問題は明日の天気。既に太陽には嵩(かさ)が掛かり、雲行きも怪しい。天気予報では明日の雨の確率は90%とも。市役所商工観光課、大曲商工会議所には途切れることなく花火大会の問い合わせの電話がかかって来るが、そのほとんどが会場へのルートや駐車場の場所、そして「雨でも花火はやるのか」だ。誰もが雨を気にしているようだ。
花火に関する問い合わせは市役所商工観光課(0187─63─1111)、大曲商工会議所(0187─62─1262)、ハローダイヤル(03─5777─8600)。