大曲市の誘致企業

繊維と機械製造の2社撤退へ(12月2日・月)

 大曲市の誘致企業である同市飯田の池田繊維(株)大曲工場=本社・東京=が長引く不況で9月に撤退、さらに今月20日までに同市内小友字中沢の株式会社山一秋田工場(本社・神奈川県川崎市)も工場を閉鎖することが明らかになった。2日に開かれた12月定例議会で高橋司市長が「市政報告」で明らかにした。

 池田繊維は1966年4月に同市の誘致企業として進出、子供服を中心に製造していたが、景気低迷で受注が落ち込んでいた。従業員は男性2人、女性11人だったが解雇された。
 一方の山一秋田工場は東芝の現金自動預入支払い機であるATMを製造していたが、受注量が低迷し、工場を福島県須賀川工場に一本化することにした。本社採用6人と地元採用15人には希望に応じて須賀川工場に移す。同社の進出は96年5月だった。

 両社の撤退で同市の誘致企業は16社だけとなった。高橋市長は「市政報告」で「企業を取り巻く環境は依然、厳しい状況が続いているが、中沢(内小友)工場団地の優遇制度などの事前周知に努め、引き続き企業誘致に努めたい」と述べた。