大曲市の税務課長

三浦薫さん総務大臣表彰

税務行政功績、天皇、皇后両陛下の拝謁受ける(12月3日・火)

 総務大臣表彰を受けた三浦さん大曲市総務部税務課長の三浦薫さん(52)=大曲市花館柳町=が23年にわたる税務行政に従事し、課税の公平と納税意識の高揚、市税の課税方法の改善合理化を図ったなどの功績で先月27日に東京のKKRホテル東京で「地方公共団体税務職員総務大臣表彰」を受け、皇居で天皇、皇后両陛下の拝謁を受けた。三浦さんは3日、「給料をもらって長くやってきただけ」と謙遜しながら、「天皇、皇后両陛下の拝謁を受けた名誉は生涯の思い出となりました」と喜びを語った。

 三浦さんは1974年4月、専修大学卒業と同時に市役所入りし、税務課主事に。以来税務課一筋に15年勤務した。それから商工観光課3年、総務課2年と配属されたが、94年から再び税務課職員となって、02年4月からは課長に就任、現在に至っている。通算で税務課23年7カ月勤めている。

 税務課は市民税係、固定資産税係、徴収係からなり、職員は26人。市税収入は最高時の97年には43億円を数え、市全体の予算の27%を占めた。しかし、その後の不況で市税収入は落ち込み、01年の決算では40億6000万円に減額。市の予算の25%となった。

 「税務課は体力が財産です」と三浦さん。課税処理計算などで1月から3月までは毎晩9時ごろまで残業が続く。さらに3月から5月にかけては税の滞納者宅を訪問する「臨戸徴収」もある。税の公平さからも未納は許されない。夜間や早朝訪問などして納税を呼びかけてきた。

 さらに課税方法の改善と合理化にも取り組み、95年には県内初の住民税申告支援システムを立ち上げた。その後も収納管理、市民税異動管理、固定資産税管理のオンラインシステムの開発など市税の総合オンラインシステムの構築に貢献した。

 今回の受賞者は都道府県で62人、市38人、町村10人、一部事務組合1人の計111人。本県からは斎藤信之鹿角県税事務所長も片山虎之助総務大臣表彰を受けたが、市町村からは三浦さんだけ。

 KKRホテル東京での表彰式の後、バスで皇居へ向かい「春秋の間」で天皇、皇后両陛下の拝謁を受けた。天皇陛下からは「長い間、わが国の税務あるいは出納行政に尽くしてくれてありがとう。本日の表彰はまことにおめでたく心よりお祝い申しあげる」との言葉をいただいたという。天皇、皇后両陛下は21日の高円宮さまの逝去で26日まで5日間の喪に服され、27日から公務に就かれたばかりだった。