八幡平へのドライブがより快適に

国道341号「こまくさトンネル」完成

本県を代表する観光道路、交通の難所が解消(12月9日・月)

 16日に開通式が行われる「こまくさトンネル」田沢湖町と鹿角市を結び、玉川温泉や十和田八幡平国立公園に通じ、秋田県を代表する重要観光路線として位置づけられている国道341号「鎧畑地区内」拡幅工事のメーンとなっていた「こまくさトンネル」が完成、16日午前10時半から現地の生保内側入り口で「開通式」が挙行されることになった。こまくさトンネルは延長1069メートル、車道幅員は7.5メートル、歩道幅員2.5メートルで、00年3月から延べ2年9カ月の工事で開通した。総工事費は30億円。

 国道341号の鎧畑地区内は1958年(昭和33年)の鎧畑ダム付替道路として整備されたが、急峻な山沿いをダム湖に沿って築造されたため、急カーブや大型車がすれ違うには困難な区間も多く、安全で円滑な交通には大きな支障となっていた。しかし、沿線は玉川ダムの完成以来、自然公園や多様な温泉群、それに田沢湖畔、角館といった本県を代表する観光地が点在し、交通量は年々、多くなっていた。しかも、99年からは冬季間も含め、玉川温泉までの通年通行が実現し、国道341号へのニーズは高まっていた。

 このため県仙北建設事務所では90年から総事業費約100億円で、鎧畑トンネルから新玉川大橋までの延長3800メートルの改良事業に着手。00年末まで延長1240メートルの改良を終えていた。今回のこまくさトンネルの開通で、全体の70%にあたる延長2640メートルが供用開始となり、玉川温泉、八幡平への通行は一層、スムーズで安全なものとなる。県では07年(平成19年)の「あきた国体」に向け、新玉川大橋手前までの残工事区間(約1キロ)の整備を急ぎ、早期の全区間供用開始を図りたいとしている。

 国道341号の改良区間16日の開通式は午前10時半から現地で神事で「安全祈願祭」を行い、同11時から開通式、11時20分に角館警察署パトカーを先導に開通を祝うパレードを実施し、一般開放する。

 県仙北建設事務所では「大型観光バスの運転手からは鎧畑地内を走る時は最も気疲れすると言われ、運転に負担を掛けていたが、このトンネルの開通で一番の難所が解消し、余裕を持って走れる」と来春の観光シーズンに期待する。国道341号は冬季間も田沢湖駅から新玉川温泉までバス運行しているが、一般車の通行はまだ無理で、玉川ダムのドライブイン「長者の館」駐車場までしか行けない。車で行った場合、その先からはバス代行となる。