今、農業科学館が面白い

コメ・こめ展やクリスマスフラワー展

世界のご飯料理、シクラメンの花など多彩な展示(12月10日・火)

 世界のご飯料理の展示大曲市内小友の県立農業科学館で「楽しく学ぶコメ・こめ展」と「クリスマスフラワー展」が開催されている。こめ展は日本人の主食であるコメをより深く知ってもらい、その利用や活用についてみんなと考え、食糧の大切さを再認識してもらいたいと企画。クリスマスフラワー展は花の少ない冬季にシクラメンやポインセチアなどの鉢花を楽しんでもらい、心に潤いを与えたいと企画した。子どもたちにはお米を学ぶ場として活用され、大人たちにとっても鉢植えの草花の栽培を学んだり、コメ料理の勉強の場として好評だ。

 コメ・こめ展は「米作りと生活」「お米と健康」と題して通路と多目的ホールで開かれている。全国・東北・秋田の米作りの作付け品種の比較や大正2年から現在までの秋田県における水稲主要品種作付け面積の推移、そして東北農業研究センター水田利用部から借りた水稲最新品種が紹介されている。

 多目的ホールでは「世界のご飯料理」や「中国の粥(かゆ)・雑炊」のサンプルと「米加工品」が展示されている。世界のご飯ではアルゼンチンの「米入り鶏肉シチュー」、中南米・ドミニカの「肉入り豆ご飯」、オランダの「ライスケーキ」、チリの「かやくごはん」、スペインの米とエビ、アサリ、ムール貝、若鶏、豚肉、それにニンニクや玉ねぎ、トマト、ピーマンなどを混ぜオリーブ油で炒め、最後に弱火で煮て仕上げる「パエラ、バレンシア風」といった料理も展示されている。20カ国24種類の料理のサンプルが展示され、その作り方を書いた印刷物が自由にもらえる親切さも。

 中国はさすが料理の国。おかゆ・雑炊だけで30種も展示され、国の広さが伺える。そしてコメを素材にした加工品では化粧水や乳液、薬用入浴液、コメうどん、さらに赤コメや黒もち米など珍しいものも。

 多目的ホール前の休憩所では全国からコメの化粧袋を集めた「日本列島化粧袋の旅」と題した展示も楽しめる。オペラ「蝶々夫人」の舞台となった長崎県では「お蝶さん」と題した化粧袋、NHKの大河ドラマ「毛利元就」の舞台となった「広島県」では、そのものズバリと「毛利元就」と名付けたコメの化粧袋。京都のコメだろうか。舞子さんの後ろ姿の写真を飾った袋も。漫画家・矢口高雄の「三平」のイラストで飾った本県の「あきたこまち」や「めんこいな」のように著名な漫画家の絵を飾ったものも。

 華やかな草花が楽しめる通路一方、クリスマスフラワー展ではシクラメンの様々な種類が楽しめ、鮮やかな赤やレモン色の苞葉が楽しめるポインセチア、サイネリア、プリムラなど鉢植えの花340鉢ほど展示され、クリスマス用品で華やかに装飾されている。子ども連れにはサンタの衣装を着て記念写真を撮れる楽しみも用意されている。

 10日は鳥海町の川内小学校の5年生27人がコメの勉強に訪れ、様々なコメの品種をメモしていた。また天王町からは民生児童委員の一行35人が訪れ、花を楽しみながら科学館職員からその栽培方法などを学んでいた。

 コメ・こめ展は1月26日まで。クリスマスフラワー展は今月27日まで。同館では期間中、下記のような催し物もある。参加申し込みは0187─68─2300へ。

 ▽コメ料理作り教室=14日午前10時(やすらぎホール)▽クリスマスランチとテーブルコーディネートレッスン=21日午前10時(同)▽おにぎり体験=23日と1月13日午前11時(同)