大曲市藤木の金紋秋田酒造
地域興しを狙って角間川町の地名で販売(12月14日・土)
大曲市藤木字西八圭の金紋秋田酒造株式会社(尾形吉太郎社長)では隣接する角間川町の地名を付けた純米吟醸酒「角間川」の発売を開始した。
角間川町は藩政期から明治にかけて雄物川水運の川港として栄えた。県南最大のコメの集積地で、物流の拠点として雄物川の河岸の港には大小70隻もの船が出入りし、角間川町と八圭地区は料理屋や宿屋が林立、昼夜の別なく賑わったものという。
その角間川の地名を「このまま埋もれさせてしまうのは忍びないという角間川出身の人たちや地元の要望があり、市内で唯一の酒造会社として歴史ある角間川の名を入れた酒を造ることにした」と佐々木孝常務。「地域興しのフラッグシップの役割を担えるような酒です」と味に自慢を込める。
酒は昨年仕込んだ純米吟醸酒を、雪室に一年間貯蔵した。雪室の中は夏でも3度と室温が安定し、電気冷蔵庫とは違った湿度もあり、その微妙な環境が酒に柔らかさとなめらかさ、うまさを与えたと言う。
同社は「秋田富士」「金紋秋田」、紙パック「うまいしょう」を発売しているが、「角間川」と名付けた酒こそ角間川ルネッサンスとしたいと佐々木常務。720ミリリットル入りは1500円、1.8リットルは3500円。酒は地元・角間川町の酒屋を中心に市内の酒屋でも販売している。問い合わせは同酒造へ(0187─65─3560)。