その名は手づくり工房「湧子ちゃん」
名水にこだわった豆腐、アイス、野菜など販売します(12月26日・木)
清水の町として観光に力を入れている六郷町にまた一つ観光スポットがオープンした。手づくり工房「湧子(ゆうこ)ちゃん」で、町内産の牛乳や野菜などを加工して販売する施設。地元の素材の良さが際立つメニューが楽しめる。
工房は同町大町のニテコ名水庵に隣接して建てられた。一部鉄骨造り平屋建てで延べ床面積468平方メートルの大きさ。昔風の「蔵」をイメージにした建物で、内部は野菜加工室やサイダー工場、豆腐、アイスクリーム製造室、そして約80平方メートルの販売コーナーなどからなっている。町が農林水産省からの補助を受けて約2億円の事業費で完成させた。経営は町の委託を受けた「まちづくり株式会社(小西玄太郎社長)」と「かあちゃんくらぶ(代表・谷屋勝代さん)」があたる。まだ仮オープンで、2月にグランドオープンする。
販売コーナーの目玉となるのは清水から湧いた名水を使って作る豆腐やイタリアンジェラードアイス、それに豆腐のおからで作る「おからドーナツ」。アイスは地酒やコメのあきたこまち、カボチャ、イチゴ、小豆などを素材に生かしたさまざまな種類のアイスが販売される。また漬け物、新鮮な野菜の直売も行われている。
かあちゃんくらぶは地域特産の育成と農家経済の向上を図ろうと結成された農家の主婦の集まりで12人の会員で組織された。くらぶ員が豆腐の製造やアイス、ドーナツ、そして野菜を漬け物などに加工して販売する。六郷町の水を使った豆腐はまだ試作中で、「これなら!」の味を待って販売したいとくらぶでは研修に力を入れている。
流しそうめんが楽しめるニテコ名水庵とは渡り廊下で結ばれ、「湧子ちゃん」の敷地内に大型バス一台分を含めた29台分の駐車場を設けた。
町ではこのニテコ名水庵と「湧子ちゃん」、それに観光施設「湧太郎」の3点セットで清水を巡ってもらう観光スポットにしたいと期待している。同町への観光客は湧太郎のオープンもあって今年は昨年を7万人上回る推定30万人となった。