大曲市の産業展示館
同市の佐藤逸郎さんの手作りを展示(12月27日・金)
大曲市の産業展示館で同市日の出町1丁目、佐藤逸郎さん(78)の「日本と世界の凧(たこ)展」が開かれている。佐藤さんの手作り作品で、伝統的な奴凧や能代の女べらぼう凧をはじめ東南アジアやハワイ、ヨーロッパの凧など32点が展示されている。残念ながら明日28日から年末年始の休みに入るため入館できないが、1月5日から9日まで凧展は見られる。
佐藤さんは趣味で凧作りを始めて25年になる。当初は和凧に没頭していたが、最近は世界の凧へと製作レパートリーを広げた。「それぞれの国によって形に面白さがある。和凧の骨は竹が中心だが、国によってはイネ科のアシを使ったり木材だったりする。どの国も身近な素材を活用し、生活に密着した玩具として発展したようだ」と話す。
骨となる竹を割り、しごいて弾力をつけ、和紙を貼り付け絵を描いて完成させる。大きなものになると高さ1メートルを超えるものも。「全体のバランス、上空にあがった時の勇壮さを演出するため絵は豪快に描きたい」と佐藤さん。
今回展示した中で最も大きいのは江戸凧。高さ1.4メートル、幅90センチもあり、ダルマが力強く描かれている。能代凧など伝統的なものから創作凧も。大曲の花火を描いたものや漫画「どらえもん」の絵を描いた凧もある。インド、マレーシア、中国の凧などは形も色もカラフルで室内装飾品としても楽しめる。佐藤さんは「海外の凧は形や色もさまざまだが、空に揚がらないのでは凧でない。揚げてみて納得したものだけを飾った」と話す。