高校生の就職を支援

ハローワーク大曲

大曲農業高校で「就職準備講習会」(2月22日・金)

 パソコンを学ぶ高校生たちハローワーク大曲では就職が一段と冷え込み始めている高校生のために18日から22日までの5日間、早期就職支援を目指して「就職準備講習会」を県立大曲農業高校で開いた。就職を希望しながら、まだ決まってない高校生のために職に就いてから即実戦能力を発揮できるようにとパソコンの実務講習と職場のマナー教習を行ったもの。

 当初は18人が受講する予定だったが、就職先が内定したり、就職をあきらめ専門学校へと進路変更した生徒もいて、大曲農業高校の生徒6人と同太田分校2人、それに六郷高校2人の10人の受講となった。

 ハローワークによると3月卒業の高校生を対象とした求人は前年度に比べ5割減と超氷河期の様相を示している。このため12月末現在で地元就職の内定率は60.4%で、まだ100人以上もの生徒が就職したくても希望が叶えられないでいる。求人数が最も落ちたのはこれまで高校生の受け入れ原動力でもあった誘致企業を中心とする製造業。IT不況の影響で、弱電関係が中国を中心とするアジアへ生産拠点を移すなどの影響を受け、新規採用の余裕がなくなったためという。昨年は製造業だけで319人の求人があったのに今年は85人と大幅減。建設業も不況の影響を受け、昨年は64人の求人があったのに今年は44人だけだった。

 講習会は5日間のうち3日間をパソコン演習に充て、Wordo、Excelの入力や書式設定、表作成、保存、データーベース機能などを学んだ。そして2日間は社員教育インストラクターの佐藤孝子さん、それにタカヤナギ教育課マネージャーの工藤貢示さんを講師に社会人としての心構えや応対マナーを学んだ。

 六郷高校の石田健君は「販売などサービス業に就職したくて3社を受験したが、競争率が激しくだめだった。パソコンの授業も応対マナーも学校でやってないことが学べたので勉強になった。もう一度、挑戦してみたい」と就職に意欲を燃やしていた。

 ハローワークでは「企業が高校生の採用に慎重なのは、技能・経験不足、それに社会人としての未熟さがあると指摘されている。もう企業には新人を受け入れて教育するゆとりがなくなっている。それだけにこちらの方で教育のお手伝いをして、事業主に高校生の採用をアピールし、求人開拓に結びつけたい」と話す。