学校5日制で意見交換

大曲市教育委員会

基礎学力の低下を心配する声も(2月27日・水)

 大曲市教育委員会では4月から実施される学校週5日制完全実施に向けて26日、「学校5日制推進委員会」を開いて意見交換した。委員は音楽指導者、スポーツ少年団、小・中学校長、青少年育成団体など10人で構成され、「学校は学校としての役割を果たそうとしており、週5日制を家庭で地域で子どもを育てるチャンスと捉え、子どもたちとの触れ合いを積極的に進めるべきだ」などの意見が出され、02年度事業の取り組みなどを確認した。

 会議では県教育庁義務教育課が週5日制に関して全県的に行ったアンケート調査結果も報告された。保護者を対象にした調査では、週5日制への期待では「個性を伸ばす機会」「家庭教育の充実」「十分な休養」の3点が最も多かった。反面、不安な面では「基礎学力の低下」「教育施設の地域格差」「非行・問題行動の増加」を心配する声が多かった。

 一方、教職員を対象に行った調査では「自ら考え、主体的に判断し、行動するために必要な資質や能力の育成に努めると共に基礎的・基本的な学習内容の定着を図る」「学校や家庭、地域社会の教育力の発揮で『生きる力』が育まれことなど保護者や地域社会への啓発活動を行う」「主体的に学習したり生活したりする態度を育て、休業日を含めた自由な時間の有意義な過ごし方や生活指導について指導の徹底を図る」などの答えが多かった。 

 また保護者から自由に書いてもらった意見では「親が休んだり、子どもを預けなければならない」「自宅で学習する割合が増え、学力差が広がるのではないか」と言った心配の声、「先生たちが積極的に地域活動に参加してほしい」「図書館など施設の増設や生徒向けの講座や催し物など受け皿を考えてほしい」と言った要望もあった。

 こうしたデーターを基に02年度からの週5日制関連事業として市教育委員会では大曲図書館を使っての「子ども放送局」の継続や市内学校体育施設の開放の継続、そして国庫補助を受けて学校内外を通じた奉仕活動や体験活動の推進、さらに「子ども放課後・週末活動支援事業」として自由な遊びや自主性・創造性を育む学習活動の拠点の確保を新規事業として行うことを決めた。