元助役の伊藤氏が出馬表明
現職の小西氏も近く態度を表明か(1月5日・土)
仙北町の伊藤稔元助役(60)は5日朝、同町横堀字表木(たわらぎ)の自宅で記者会見し、6月8日に任期満了を迎える同町長選に「出馬することにした」と立候補の決意を表明した。現職の小西省吾町長(72)=同町橋本字富慶=はまだ表明してないものの、3選に向けての出馬が有力視されており、今月中にも後援会総会で態度を明らかにするものと見られている。
伊藤氏は1998年5月31日の町長選に初出馬、現職の小西氏と一騎討ちの戦いを演じたが、146票の僅差で破れている。この日、記者会見した伊藤氏は「自分の後援会もそのまま継続しており、前回の選挙が終わった時点から新たな出発の積もりだった」と述べた。そして「この町の立地条件は恵まれているのに、それが生かされてない。誘致企業も撤退し、若者は働く場を求めてこの町から出ていくばかりだ。農業だけでなく、新たな産業を興し、町の活性化に力を入れ、若者が出ていく町から住んでくれる町、元気で活力のある町にしたい」と決意を示した。
また現職の小西町長の行政に対しては「やるべきことはやっているが、私とは手法が違う。交通網、生活環境の整備こそ率先してやるべきなのに後回しにしている。大曲駅へのアクセス道にしてもこの8年間、いっさい手が付けられてない。きちんとした企画を持てば県も(県道整備)やってくれる」と批判。その上で「介護保険もスタートした。現場の実態に見合った機能を充実させたい。そのためにもボランティア組織を充実させ、みんなで支え合う制度としたい」と強調した。また「町民の生活用水はすべて簡易水道で、水涸れが深刻になっている。上水道の整備こそ早急な課題だ」と訴えた。
市町村合併に関しては「賛成か反対か、まだ考えてない。広域行政は必要と思うし、それを進めていく上で良ければ合併するかもしれない。いずれ議論を積み重ねて行かなければならない」と合併論の高まりには慎重な姿勢を示した。
伊藤氏は76年から91年まで町議連続4期当選し、同年7月から94年6月まで大山喜八郎町長(故人)時代の助役を務めた。大曲農業高校卒。現在は横堀地区土地改良組合長、町グラウンドゴルフクラブ会長、そしてまちづくりグループ「蝦夷(かい)ほたる」のメンバーとして国指定史跡「払田の柵」での冬祭り行事の運営に努めている。