仙北町長選

小西町長、出馬を見合せ

本間副議長が後任として立候補を表明(1月15日・火)
 
 本間副議長仙北町の小西省吾町長(72)=同町橋本字富慶=は15日、大曲市で記者会見し、6月8日に満期を迎える同町長選への出馬は断念するとの考えを明らかにした。そして「私の政治信条を引き継いでくれる若者が出てくれる」として会見に同席した町議会副議長の本間輝男氏(50)=同町堀見内字福嶋=を「後継者として認識している」とし、本間氏が同町長選への出馬を表明した。町長選には元助役の伊藤稔氏(60)=横堀字表木=が5日に出馬表明しており、新人同士の一騎討ちの公算が大きくなった。

 小西町長は会見で「エネルギーがなくなったのではない。二期目の立候補の際は『新世紀へのかけ橋』をキャッチフレーズに出馬した。その新世紀に向けた機軸となる町総合発展計画も作成し、私なりに新世紀に向けて尽くした。これからは『モノの時代』から『心の時代』との思いで、ソフト事業の開発に力を入れてきた。町長は最初から二期やったら終わるつもりだと自分に言い聞かせてきた。その自分への約束を守ることにした」と述べた。そして「私の政治信条を引き継いでくれるという若者が出てくれた。これからの町づくりは地方分権、市町村合併など大きな課題もあり、後任の方には大変、難儀を掛けることになるが若いエネルギー、若い発想で町民の期待に応えてもらいたい」と語った。

 一方、本間氏は「小西町長は時代に即応した事業を展開してきた。町民が一番望んでいた『柵の湯』、介護保険制度に適応した老人ホーム、介護センターの建設、そして国指定史跡『払田柵』の整備、学校給食センターの建設、農業基盤整備などの事業を高く評価したい。さらに厳しい町の財政を健全な方向に持ってきた。また払田柵を中心とした郷土学習など次の世代に誇れるソフト事業に力を入れ、町づくりをしてきた」と評価。「三期目に向けて出るとものと思っていたが、断念するとなったので、その流れは継続しなければならないと出馬を決意した」と述べた。そして「小西町長は新世紀へのかけ橋を架けた。これからはその橋をさらに丈夫なものとし、町民が安心して渡れる心の面の道路を整備したい」と立候補を表明した。
 さらに「次の世代の人たちのために豊かさが実感できる町としたい」とし「地域づくりは人づくり」をキャッチフレーズに郷土学習と老人と子供のふれあい教育の実施、老人介護など福祉の充実、農業基盤整備を強化し、生き残りを掛けた稲作体系の整備、企業誘致に力を入れ、雇用の創出、さらに住環境の整備などを公約として掲げた。住環境の面では町民の飲み水である水質の悪化を挙げ、真木ダム(太田町)の着工を進めたいとした。

 市町村合併に関しては「急ぐ必要はないが、懸命に勉強はする。始めから合併ありきの話ではまとまらないし、町民との連携の中で模索すべきだ。きちんとした町をつくらないと合併は進まない」とし、国の合併特例債適用の期限である平成17年3月まで「合併が間に合うかどうかは判断できない」と述べた。

 本間氏は1992年から町議連続3期。議会産業建設常任委員長、議会運営委員長を歴任、2000年3月、副議長に就任した。97年から99年まで町農業委員。大曲農業高校卒。農業。現在、堀板地区農業基盤整備組合副組合長。