西仙北ICが4月10日に開通

高速道活用施設「ぬく森プラザ」も建設

全国初の一般道から乗り入れが可能に(1月22日・火)

 青い部分が町が整備した道路西仙北町が同町強首の秋田自動車道・西仙北サービスエリア(SA)隣接地に建設していた西仙北インターチェンジ(IC)と高速道路活用施設「ぬく森プラザ」が完成、4月10日午後3時に開通することになった。これによって一般道路から高速道路への出入りが可能となる。既存のSAを利用したICの誕生は全国初のケース。1998年9月の高速自動車国道法の改正によって可能となったもので、町では99年11月から約8億8000万円の事業費を投じて着工していた。

 整備したのはSA上下線へつながる道路と料金所、それに高速道路活用施設「ぬく森プラザ」。料金所は上り線のSA側に設けられ、上下各1ゲート。料金所を抜けると町道赤坂・強首線に接続する。国道13号までは約3キロ、5分ほどの距離となる。運営経費を抑えるため、ICの利用時間は午前6時から午後10時までとする。管理は町が8割を出資する第3セクター「西仙北温泉株式会社」が行う。利用者の少ない夜間を閉鎖することで、ICの運営経費は道路公団が管理するのに比べ、半分程度の年間4100万円程度で抑えられるという。

 また料金所に隣接して建設した「ぬく森プラザ」では周辺の温泉、宿泊施設や観光地などの情報を提供すると同時に自動車道利用者のためのリラクゼーション(休憩)コーナーを設けた。利用時間は午前9時から午後5時まで。プラザへは料金所を通らずに高速道、一般道から利用できるようにした。

 開通によって西仙北ICから秋田市中心部までは、協和ICを利用した場合に比べ約10分、大曲ICを利用したのに比べ約15分の短縮になると見込んでいる。町の試算によると、西仙北ICの1日当たりの利用台数は592台。町では周辺町村の利便性を考慮すれば、協和ICの1300台(2000年度)に近づけるのではないかと話す。

 これまで高速道は通っているが町からは乗り入れができず「高速道の恩恵はないのと同じ」と小松隆明町長が先頭に立って、96年から周辺市町村の応援も取り込んでIC設置運動を展開してきただけに町民の喜びも大きい。しかも既存のSAを活用したICの建設は大規模な工事費も掛からないと言った大きなメリットもあり、全国の自治体も注目、これまで70自治体からの視察を受けた。

 高速道活用施設のぬく森プラザ町ではICの開通によって滞在型温泉保養施設「ユメリア」の利用促進にもつながり、自動車道沿線の地域間交流の促進、そして物流の円滑化などで地域産業の振興と活性化に大きく寄与すると期待している。