賛同の回答は太田町だけ
事務レベルでの研究会の再開へと方針変更(7月1日・月)
大曲市が仙北郡内13町村に向けて6月30日を回答期限に参加を呼びかけていた「市町村合併任意協議会設立準備会」に賛同を示したのは太田町だけだった。1日に開いた定例記者会見で市が明らかにした。仙北町からは「趣旨には賛成するが、住民説明会を開くのでもう少し待ってもらいたい」との回答があったという。高橋司市長は「こういうものと思っていた。しかし、切羽詰まってから間に合わないでは大変なことになる。取り敢えず太田町とだけでも18日に懇談会を開催することにした。同時に担当の事務方が各町村を回って合併に向けた研究会を再開することはお願いしたい」と述べた。高橋市長はさらに「それぞれの町村が抱えている課題を話し合える場、相談する場を早く持ちたい。大曲が合併のイニシアチブを持っているわけではない」と合併は対等の立場で推進することを強調した。
同市では5月7日の臨時議会で「市町村合併の促進に関する決議」を受けて、市長と議会議長が各町村を訪問、合併の推進についての検討を申し入れ、設立準備会への参加を呼びかけていた。そして7月中に設立準備会を開き、9月に任意合併協議会、来年4月に法定合併協議会の設立を目指すとのスケジュールを組んでいた。
しかし、町村からは回答期限が来ても太田町と仙北町を除くと“梨のつぶて”に終わった。町村の間では合併に向けた動きはあるものの、寺田知事が郡内の町村を回って行った「知事との市町村トーク」でも出たように「大曲との合併は吸収されるだけだ」との潜在意識や温度差があって、今回の大曲市からの呼びかけにも足踏み状態となったようだ。記者会見に同席した高野昭次助役は「町村が大曲市との合併は吸収されるとの認識を持っているとしたら残念」とそのような意識はないことを強調し、「道路などあらゆる課題を出し合って話し合う機会は持つべきだ」と土俵に上がってもらうのを望んだ。
今後は石川桂一市総務部長と元吉峯夫市町村合併推進室長が各町村の担当課長を回って職員による研究会の再開を要請。そして今月中にも研究会を開き、合併に向けたより具体的な話し合いをし、9月中にも任意協議会を立ち上げたいと強調する。研究会は昨年7月に事務レベルで市町村合併を検討したいと立ち上げ、11月まで5回開いた。その結果、「財政面からも合併は避けて通れない」との認識で一致、各市町村長あてに「合併を意識した協議会を設置し、話し合いが必要」との報告書を提出した。
18日に太田町で開く大曲市と太田町議会議員交流会は大曲市からは議会合併特別委員の議員9人と高橋市長、市合併推進室、市議会事務局が参加。一方、太田町からは議員全員と高貝久遠町長、企画課、議会事務局が参加し、午後1時半から町役場前の文化プラザで懇談会、そして町内を視察し、グラウンド・ゴルフを通じて交流、奥羽山荘で夕方から懇親会の予定となっている。