国土交通省と県建設事務所で警戒
横手川と雄物川5カ所にオイルフェンス張る(7月2日・火)
2日朝から雄物川に油が流出する事故があり、国土交通省や県建設事務所では流域の市町村に警戒を呼びかけると同時にオイルフェンスを設置して被害拡大防止に努めている。2日午前8時40分ごろ秋田市環境保全課から秋田市の茨島付近の雄物川で油膜が確認されたとの連絡が、国土交通省秋田工事事務所にあった。同事務所では湯沢工事事務所に連絡すると同時に流域の各市町村役場や消防署に警戒と被害防止を呼びかけた。油は昨日1日から流れているとの情報もある。
そして秋田南大橋付近と雄和町新波地区、さらに横手川の雄物川合流点付近にある大曲市藤木下橋及び大戸川と出川の5カ所にオイルフェンスを張った。
油は横手川の支流である大戸川と出川の両河川から流れている。大曲市藤木の横手川に架かる藤木下橋付近では湯沢工事事務所大曲出張所員と現場作業員がオイルフェンスを張って、雄物川へ流れ込まないよう防波堤としたほか、ゴムボートを出して油吸着マットで吸い取っている。大戸川は平鹿町の方から流れ、横手市の落合地区で横手川と合流している。一方の出川は仙南村の方から流れ、藤木地区で横手川に合流する。
現地で様子を見守る湯沢工事事務所の所員は「大戸川、出川ともまったく方向が違うだけになぜこの2河川から同時に油が流れ出したのか分からない」と不思議がる。藤木下橋の上から横手川を眺めると白っぽい泡のような油が流れているのが目でもはっきりと分かるほど。しかし、重油やガソリンのようなギラギラした輝きもなく、臭いもない。種類はまだ特定されてない。
一方、県平鹿事務所によると大戸川を逆上った結果、平鹿町吉田地区の農業用水から油が流れているのが判明したが、どこが流出源になっているのかはまだ分からない。原因も特定されてない。(2日午後4時半)