雄物川の油膜騒動

プランクトンの大量発生の可能性も(7月4日・木)

 横手川から雄物川へと流出した油膜状の物質はプランクトン(微生物)や有機物などの集合体の可能性が高まってきた。国土交通省湯沢工事事務所では分析を依頼した県分析化学センターから「まだ正式な結果報告は受けてないが、プランクトンの可能性は考えられる」としている。しかし、人体に影響があるかどうかはまだ不明なため4日もオイルフェンスを張ったまま、監視は継続するとしている。大曲市水道局でも安全性が確認されるまでは雄物川からの取水は中止すると話す。

 大戸川、出川、横手川とも油膜状の物質は3日午後2時過ぎから、見られなくなった。しかし、雄物川の大曲橋(通称・金谷橋)から下流を船で調査した結果、気泡状の物が流れているのが確認された。

 油膜状の物質は2日朝に秋田市環境保全課から国土交通省秋田工事事務所に通報があったことから油が大量に流出したのではないかと騒ぎになり、雄物川と横手川、それに横手川の支流である出川(仙南村)、大戸川(平鹿町)の5カ所にオイルフェンスを設置すると同時に油吸着マットで吸い取る作業をしていた。しかし、重油やガソリンのようなギラギラした輝きもなく、においもしなかった。

 湯沢工事事務所では「気泡状の物質も浮上しており、プランクトンの大量発生もある程度は予測していた。プランクトンは水温や日照時間によって爆発的に増殖する。当日の水温は19℃と高まっていることから、プランクトンの可能性もある。しかし、分析結果が出るまでは河川の監視は継続しなければならない」と話す。結果が出るのは5日以降の予定。一方、油膜状の物質が流れ込んだと見られる横手川と大戸川の発生源はまだ特定されてない。