大曲の花火は8月24日に

大会提供花火は「暁」

花火を通じて日本人としての誇りを伝える趣向へ(7月17日・水)

 大曲の花火のポスター第76回全国花火競技大会は8月24日、大曲市の雄物川河川敷で開催されるが、同大会事務局の大曲商工会議所は16日、大会要綱を発表した。県内外から60万人を超える観客を集めるまでになった屈指の規模の「大曲の花火」。呼び物の大会提供花火は「 暁─あかつき─」と題して、日本人の魂の鼓動を花火で表現することにした。幅450メートルの夜空を舞台に大小1400発の花火が打ち上げられ、5分間の光のショーを展開する。今年も「大曲の花火」は熱い思い出を観客に刻むことになりそうだ。

 「大曲の花火」として全国に知られる同大会は1910年(明治43年)に始まった。全国で最も古い歴史を誇り「大曲の花火で優勝することは花火師にとっても名誉なこと」と花火師自らが乗り込んで技を競うのも大曲での大会ならではのこと。今年も全国から選りすぐりの花火業者30社(うち県内5社)が参加し、内閣総理大臣賞、中小企業庁長官賞、経済産業大臣賞、文部科学大臣奨励賞を目指して音と光の美の競演をする。打ち上げられる花火は1万5000発にもなる。大会は大曲商工会議所、大曲市、同市観光物産協会の共催。

 大会は午後5時からの昼花火で幕を開け、夜花火は午後6時50分開始となる。恒例の500メートルのナイヤガラの滝に点火され、大スターマインが夜空を焦がすと同時に音と光の競演がスタートする。昼花火は5号(5寸)早打ち5発割物か煙竜。夜花火は割物10号(1尺)2発で課題玉と自由玉、それに創造花火で独創性と芸術性を競う。スポンサー付き花火は昨年より1基減って9基となった。

 大会提供花火「暁」は午後8時半ごろの打ち上げ。三味線、尺八、和太鼓をバックグランドミュージックに2.5号から5号までの花火1400発を打ち上げ、夜空を焦がす。実行委員会では「日本の歴史の変革期には『正々堂々』と立ち向かっていく勇気ある志士の姿があった。閉塞感から抜け出せない今の日本。花火を通じて日本人としての誇りを持たせるようなメッセージを伝えたい」と話す。

 8月1日午前8時半から売り出す桟敷席はA席9000、B席2000の1万1000升(1升6人分)設ける予定。A席は1万9000円、B席は1万8000円。事前に発行する「購入整理券」が必要。

 また大会実行委員会では昨年、明石市であった花火見学客が将棋倒しとなって多くの死傷者が出たのを教訓に今年も「絶対安全をスローガンに花火を楽しんでもらう」と警備体制に万全を期す方針だ。空前の64万人の人出を記録した昨年は消防、警察、市役所、警備保障会社も含め1187人の警備陣を敷いた。今年も警備は同規模とし、堤防は緊急車の確保と安全を第一とするため会場入りする人たちが「横断」するのみとし、堤防上は歩かせない方針だ。

 また「ゴミの少量化」を促進するため飲み物は紙パックの使用や弁当箱の寸法縮小、飲食物の持ち込み少量化、ゴミ分別の徹底も呼びかける。

 一方、JR大曲駅では花火大会当日の列車を5本増発し53本とすることにした。当日午後9時以降の大曲駅発車時刻は次の通り。

 ◇秋田方面▽普通「花火1号」9時1分(秋田)▽快速「こまくさ5号」9時31分(秋田)▽新幹線「こまち25号」9時34分(秋田)▽普通「花火3号」9時55分(秋田)▽普通「花火5号」10時19分▽新幹線「こまち859号」10時22分(秋田)▽新幹線「こまち79号」10時41分(秋田)▽普通「花火7号」10時43分(東能代)▽新幹線「こまち27号」11時4分(秋田)▽普通 11時7分(秋田)▽普通「花火9号」11時31分(秋田)▽普通「花火11号」11時54分(秋田)▽普通「花火13号」午前0時16分(大館)

 ◇横手・湯沢方面▽普通「スターマイン2号」9時14分(院内)▽普通「スターマイン4号」9時41分(院内)▽普通「スターマイン6号」10時10分(院内)▽普通「スターマイン8号」10時33分(院内)▽普通「スターマイン10号」10時58分(院内)▽普通「スターマイン12号」11時12分(院内)▽普通「スターマイン14号」11時36分(院内)▽普通「スターマイン16号」11時58分(新庄)

 ◇盛岡・仙台方面▽普通「ナイアガラ2号」9時18分(田沢湖)▽普通「ナイアガラ4号」9時36分(盛岡)▽新幹線「こまち272号」10時8分(仙台)▽普通「ナイアガラ6号」10時16分(盛岡)▽新幹線「こまち860号」10時28分(盛岡)▽普通「ナイアガラ8号」10時43分(盛岡)▽新幹線「こまち862号」11時18分(盛岡)▽普通「ナイアガラ10号」11時27分(盛岡)▽新幹線「こまち864号」11時55分(盛岡)▽普通「ナイアガラ12号」午前0時3分(盛岡)