仙北町に海外研修生7人訪問

農業を学び、子どもたちと交流深める(7月18日・木)

 仙北北小を訪れた海外研修生茨城県つくば市にある国際協力事業団・筑波国際センター稲研究コースの海外研修生7人が16日から3泊4日の日程で仙北町の農家にホームスティしながら農業を学んだり、子どもたちとの交流を楽しんでいる。18日午前中は北小や仙北中、南小を訪問、子どもたちの熱烈な歓迎を受けた。

 一行は中国、キューバ、ドミニカ共和国、ガボン、パキスタン、スリランカ、タイの研修生で、男性6人と女性1人。今年2月から11月までの日程で筑波国際センターで稲の研究や実習を受けている。仙北町はカントリーエレベーターや低温倉庫が充実、圃場整備も進んでいる稲作の先進地だけに「生の農業」の実態が見られると1979年から同センターが町に受け入れを依頼している。91年からは2年に一回となったが、これまで46カ国163人が同町を訪れている。

 7人は16日午後に仙北町入りし、伊藤稔町長から歓迎を受けた。そして17日は松本亨さん宅など受け入れ先4農家で稲の成長具合を見たり、田植え機械やトラクターなどを運転したり、ほうれん草の収穫を手伝うなど農業実習をした。松本さんは「3人の研修生を受け入れているが、3人ともその国の農業学位を取っている優秀な青年だ。覚えようとする意識が強く、トラクターや田植え機械に触れて熱心にその構造を見ていた」と勉学意欲の高さに感心していた。そして松本さんたちが取り組んでいる共同の稲作作業に強い興味を示していたという。

 筑波国際センターでは主に稲作の講義や実験、実習を中心に研修を受けているが、そこで学んだことを生かすには実際の日本の農家の生活を体験するのが一番で、日本文化にも触れ、国際交流を広げる場としたいと研修生と行動を共にする同センターの職員。

 子どもたちと交流する研修生この日朝、北小を訪れた一行は171人の子どもたちから「グッドモーニング」と英語での挨拶を受けてニッコリしていた。藤嶋暢男校長が歓迎の言葉を述べ、研修生一人ひとりがたどたどしい日本語で自己紹介していた。子どもたちは長野オリンピックのテーマソング「WAになっておどろう」を歌って踊りだすと、研修生を手で招いて輪の中に入ってもらい一緒に踊りを楽しんだ。そしてグループごとに分かれては研修生を囲み、「どんな動物がいますか」とか「日本の生活は楽しいですか」などと質問をぶっつけ、握手を交わしながら交流を楽しんでいた。

 午後からは農協団地センターやカントリーエレベーター、低温倉庫などを見学、そして国指定史跡「払田柵跡」を歩き、古代史に触れた。また町内の圃場整備の概要説明を受けた。一行は明日19日にはつくば市に帰る。