ハローワーク大曲

地元就職情報交換会

高校生、企業と面談し厳しい就職戦線に臨む(7月22日・月)

 来年3月卒業予定の高校生を対象とした「地元就職情報交換会」並びに「エンタープライズガイダンス」が19日、大曲市のグランドパレス川端で開かれた。ハローワーク大曲と大曲雇用開発協会の主催。ハローワーク大曲に求人を提出した企業及び提出予定の企業と高校の就職担当教諭が個別面談し、情報交換を行うと同時に就職希望の生徒たちにも企業の採用担当者と会ってもらい、就職先を選択する際の参考にしてもらいたいと開いた。参加企業は15社で、大曲市仙北郡内の高校(分校も含む)10校から167人の生徒が参加した。

 大曲仙北地域は企業の倒産や事業縮小などで大量離職者が見られる上に先行き見えない不安から求人を手控える企業が多く、高校生の就職戦線はますます厳しくなるばかりだ。ハローワーク大曲によると来年3月卒業予定の高校生は10校で1579人。そのうちハローワークを通して地元就職を希望する生徒は449人となっている。

 これに対して同日現在までに来春卒の高校生を対象に新規雇用の求人票を出しているのは30社で、採用人数は107人。企業の本格的な求人活動はこれからだが、景気回復の兆しが見えないことから採用に向けた企業側の出足は年々鈍くなるばかりだと言う。

 今回のエンタープライズガイダンスはそのハローワーク大曲に求人票を出した企業に参加を呼びかけて開いた。狙いはせっかく就職しても、人間関係や仕事に対する忍耐力の不足、職業意識の希薄さから簡単に退社してしまう高校生が多いことから、就職担当の先生及び生徒たちに企業と個別面談して、どんな生徒を企業がほしがっているのか、またどんな会社なのかを事前に知ってもらうことに置いた。

 はじめに先生たちが参加企業とそれぞれ面談し、企業側と情報交換。その間、生徒たちは別室で「グランドパレス川端」の齋藤誠助社長を講師に職業講話「社会人になるための心構え」を聴いた。齋藤社長は生徒たちに人と人とのコミュニケーションは振る舞いにあるなどと語りながら「誰だって望まれて生まれてきたのだから、何となく生きるなんてもったいない。生きる目的を持て」と45分間の訓話をした。

 この後、生徒たちは企業の人たちの待つ別室へと移動し、それぞれの企業の担当者と面談し、仕事の内容や勤務時間、賃金、休日の日数などの説明を受けていた。生徒たちの中にはインターネットで会社概要を調べているのも多く、「ホームページはないのでしょうか」と質問する姿もあった。中には「就職よりも進学したかったという人はいるか」と生徒に聞いて、手を上げた生徒がいると「勉強したいと言うのなら、会社でも応援しよう。大学で学んだ知識を会社で活かしてもらうことも考えている」とユニークな発言で生徒たちを虜とする企業もあった。

 参加した生徒たちは「自分の行きたいと思う企業がなかったが、話を聞いてとても参考になった」、「企業の人たちの親切な応対で安心した」と希望を見つけていた。