大曲市の仙北組合総合病院
白衣姿で患者さんの世話、看護師への夢膨らます(7月24日・水)
大曲市の仙北組合総合病院で24日、中学生、高校生を対象に「一日看護学生・ふれあい看護体験」が開かれた。将来、看護師を志したい生徒たちに看護の体験実習を受けてもらい、理解を深めてもらおうと県看護協会大曲仙北地区支部の主催で開いた。
看護体験には大曲中、大曲南中、太田中、南外中、千畑中や大曲高校などから27人が参加した。男子生徒も当初5人の参加希望があったが、抜けられない部活が入ったと参加したのは2人だけだった。大場富雄院長と木元京子看護協会大曲仙北地区支部長が歓迎の言葉を述べて生徒たちを励ました。白衣に着替えた生徒たちは緊張しながらも、白衣は憧れだったと嬉しそうな表情。
病院管理棟の会議室ではまず手術室勤務の菊地憲一看護師が「私の看護学生時代」と題して、そして助産師の久保田美香子看護師は「看護の喜び」と題して体験を語った。久保田看護師は「不妊の治療を受けている夫婦のお産に立ち会った時は荷が重過ぎるなと思ったが、無事に赤ちゃんが誕生した時の感動は忘れられない。看護の喜びは与えられるものではなく、患者さまに何が出来るのかを見いだし、患者さまの思いに添うことです」と生徒たちに語っていた。続いて田口美智総師長が「看護師への道」と題して看護学校や看護学校での勉強など資格取得までのコースを説明した。
この後、生徒たちは2班に分かれて院内を視察。入院病棟や人工透析室、リハビリ室、レントゲン科、臨床検査科などを案内された。それぞれの科や室で仕事の内容の説明を受け、看護の仕事を学んだ。レントゲン室では動いている心臓の写真に「オーッ」とビックリする生徒も。調剤室では「国が認可している薬は1万6000種もある。この病院だけでも1600種もあり、その薬が正しく使われるよう管理するのが私たちの業務です」との説明に生徒たちは目を輝かして聴いていた。
午後からは各病棟に分散して実際の看護の体験となった。入院しているお年寄りの洗髪の世話をしたり、つめ切り、車いすでの散歩や食事の介助など先輩看護師の指導を受けながら患者さんたちと触れ合った。
病院は医師や看護師だけでなく、給食を作る人たち、検査する人たち、調剤師、レントゲン技師など様々な人が働いて運営されていることを実感した生徒たちは「すっごい、複雑と思った」と感心していた。大曲中の小西ふくみさんは「病気で苦しんでいる人を手助けすることに感動を覚えた」と将来は看護師の道を目指したいと強い決意を示した。同じ中学の佐々木陽彦(はるひこ)君も「母が看護師なので看護の話を聞いていて、やりがいのある仕事だと思う」と意欲を燃やしていた。