大曲仙北の高校校長会

生徒たちの就職先の開拓へ

町役場や商工会に協力求めて陳情(7月26日・金)

 役場で陳情書を渡す伊藤校長大曲仙北地区高校校長会(代表・伊藤甫大曲農業高校長)では26日から大曲市と郡内の町役場や町商工会を訪ね、来春卒業する高校生の就職先を少しでも確保したいと陳情に回っている。同校長会が仙北郡内の町役場や商工会事務局を訪問し、高校生の就職問題で協力を求めるのは初めて。

 訪問はA班(大曲農高、大曲高、大曲工、秋田修英高)とB班(角館高、角館南高、西仙北高、六郷高)に分かれ、26日はA班4高校の校長が大曲市役所商工観光課と大曲商工会議所、仙北町、神岡町、協和町、西仙北町の役場と商工会を回って協力を求めた。

 訪問にはハローワーク大曲の職員も同行し、高校生の就職戦線の厳しい状況を説明、校長先生たちも「若者に何とか希望を与えたいので協力を願いたい」と応対した職員らに頭を下げていた。

 西仙北町役場では小切田昭助役と佐藤陽一総務課長が応対。伊藤校長らは「役場職員の採用はどのくらいか」とすがるような表情で職員採用の情報を聞き取ったり、町の誘致企業の情報を尋ねていた。

 役場や商工会事務局に渡した陳情書によると県内就職を希望しながら、職に就けなかった生徒は今年5月末現在で約250人いるという。このため中途採用などの道を開拓しているが、現状は厳しいようだ。しかも、先行き見えない経済不況で企業側は来春の雇用についてはさらに抑制する方向にあり、各高校では「このままでは県内企業に就職を希望しても就職できない生徒が相当数出てくるのではないか」と懸念する。

 ハローワーク大曲によると来春の地元就職希望の高校生は459人。これに対して企業側の受け入れ計画は2割減とも予想され、現在までに求人票を出しているのは42社118人と言う状態。今後、求人そのものはまだ増えるものと期待はしているが、300人までいくかどうか不安を抱えている。
 伊藤校長は「一人でも二人でも何とか生徒たちの就職先を見いだしてやりたい」と真剣な表情でお願いしていた。