実習畑で枝豆の苗植え
おじいさん、おばあさんたちが定植を指導(6月14日・金)
大曲市花館小学校(佐藤泰隆校長・児童数124人)の3年生61人は14日朝、同市美原町の実習畑「ワクワク サンサン畑」で枝豆の苗植えを行った。農作業を通じて食べ物の大切さや命あるものの尊さ、農業への理解を深めてもらおうと2000年から始まった県の“一校に一農園”推進事業のバックアップを受けての体験学習。苗植えには県職員や祖父母も手伝いに来て子どもたちはおじいさん、おばあさんたちの優しい指導を受けながら苗を植えた。
畑は同市花館上町の齋藤恭正さん(63)所有の田んぼ10アール。減反で遊ばせておくよりも子どもたちに夢を与えたいと県の依頼を受けて無償で貸した。5月末には1年生と2年生がサツマイモを植えている。
学校から1キロほど離れた畑にやってきた子どもたちは待ち受けていたおじいさんやおばあさん10人を「僕のおばあさんです」「私のおじいさんです」と紹介。県仙北総合農林事務所の齋藤正和主査と農業改良普及センターの上田賢悦技師が、枝豆の植え方や収穫までの管理を説明した。
おじいさん、おばあさんたちはクワを手に畑に入って畝(うね)作りや肥料をまく作業の見本を示した。子どもたちは白い粒の肥料を手際よくまく作業を見ながら「お米をまいているみたい」と感心していた。そしてクワを手にしたおじいさん、おばあさんたちが子どもたちを呼んで、畝作りを指導。孫のような可愛い子どもたちの手を取ってクワの持ち方や畝作りを教えるお年寄りたちは終始、嬉しそうに笑顔だった。クワを手にする子どもたちの作業は危なっかしかったが、土を相手の初めての畑作業は刺激がいっぱいのようで一生懸命だった。
畝作りを終えると黒いビニールで覆われた畑に腰を下ろし、手で土を堀り、定植作業となった。苗は齋藤さんが育てたもので、500株ほど用意した。定植を見守る先生たちは「土をいじりながら、地域のお年寄りとの触れ合いは子どもたちにとっても最高の勉強です」と喜んでいた。枝豆は夏休み明けに収穫を行い、その後は同じ場所に大根を植える予定だ。