大曲署「死亡事故抑止緊急対策会議」
南外村のトンネル内の死亡事故で7人目の犠牲に(6月14日・金)
大曲警察署は12日、南外村で発生した交通死亡事故を機に「交通死亡事故多発警報」を発令し、17日まで緊急の取締を強化している。同時に14日、同署で「交通死亡事故抑止緊急対策会議」を開いた。
会議には管内の交通安全協会役員や安全運転管理者協会幹部、市町村役場の交通安全担当者ら80人が出席。渡辺孝雄署長が「南外村のトンネル内で発生した死亡事故で今年に入っての交通死亡事故は6件で7人が亡くなった。昨年同期は2人だったので5人の増という厳しい状況だ。緊急の取り締まりをやっているが、警察だけの力では限りがあり、関係者の協力は欠かせない」と事故防止に向けての協力を求めた。
そして交通課長が管内10市町村の事故発生状況を説明、「事故発生件数は減っているが、死亡事故という重大事故は増えている」と警鐘した。原因の多くが前方不注視や安全速度を守らなかったなどで、1月に3件4人の死亡者を出している。そして4月から今月までそれぞれ1件ずつ死亡事故が発生している。
会議では「いつ死亡事故が発生してもおかしくない状況」と訴え、「死亡事故抑止の特効薬はなく、住民への広報活動と街頭での指導の強化を求めたい」と協力を求めた。さらに高齢者が犠牲になるのも多いことから、高齢者を対象とした体験型の交通安全講習会の開催なども求めた。
管内の死亡事故は▽1月4日=仙北町で19歳の少年が運転する普通乗用車が77歳の歩行者をはねる(安全速度を守らなかった)▽18日=協和町で20歳の男性が運転する普通乗用車が対向車線にはみ出して大型トラックと正面衝突。男性と母親(45)が死亡▽28日=大曲市で45歳の男性が運転する普通トラックが交差点で81歳の女性をはねる(右折する際に対向車に気を取られ、横断中の老女の発見が遅れた)▽4月19日=協和町で看護士(33)が路上に寝そべっていた62歳の男性をはねる(前方不注視と寝そべり)▽5月29日=大曲市で75歳の男性が運転する普通乗用車が自転車に乗っていた58歳の女性をはねる(前方不注視と自転車の左方不確認)▽12日=南外村のトンネル内で50歳の女性が運転する普通乗用車がスピンして対向車線に進入、大型トラックと衝突する(安全速度を守らなかった)。