全日写連の写真展

大曲市のイーストモールで

風景、スナップ、いろいろ楽しめます(3月7日・木)

 全日写連の写真展全日本写真連盟大曲支部(高橋久一支部長)主催の「第27回写真展」が7日から、大曲市のイーストモールタカヤナギで始まった。会員23人がカラー作品45点を発表、買い物客の目を楽しませている。全日写連は朝日新聞を後援としたアマチュアカメラマンの全国組織。

 会員たちは休日や余暇を見つけてはカメラを手に祭りや伝統行事、風景など「絵」になるものを求めて撮影を楽しんでいる。そうした中から自慢できる作品を持ち寄った。

 展示されている作品の中には吉川恩さん(大曲市)の「かごやさん」や「オニこわいよう」と言った子どもをモチーフにしたほのぼのとした作品、佐々木忠雄さん(仙北町)の「廃車」のように原野に打ち捨てられ、朽ちていくトラックの姿をストロボで夜の闇に浮き上がらせ、環境問題を訴えようとする社会派的な写真も。写真は一瞬を捉える“芸術”とも言われるが、その見本のような作品もある。佐井悦雄さん(大曲市)の「西馬音内の盆踊り」での「ひととき」。彦左頭巾の男性、その男性と向き合った菅笠に端縫い姿の婦人が、相手の布のほころびを手直すしぐさを一瞬のシャッターチャンスを活かして撮った写真。まるでテレビドラマを観ているようだ。木の板塀という単純なバックを背景に二人を浮き上がらせ、彦左頭巾の黒と端縫い姿の婦人の真っ赤な帯が「赤と黒」という色彩のドラマにもなって、様々なものを語ってくる。

 美しい紅葉を捉えた高橋常夫さん(仙北町)の「紅葉」、うろこ雲とススキをローアングルの思い切った構図で決めた寺田昭士さんの「黄昏の流れ雲」、ミズバショウ咲く湿原を前景に配して疾駆する秋田新幹線「こまち」とを組み合わせた鈴木源一さんの「早春を駆けるこまち」といった作品も観る人たちを立ち止ませている。12日まで。