高校生アルバイト体験文集

「冬の花火」を発行

大曲郵便局、年賀状配達や区分け作業の思い出にと(3月8日・金)

 大曲郵便局(大橋信夫局長)では年末年始に「年賀状」の配達や区分け作業に従事した高校生アルバイトが書いたゆうメイト体験文集「冬の花火」を発行した。ゆうメイトには大曲農業高校、西仙北高校、大曲工業高校、角館高校、角館南高校、六郷高校の生徒ら96人が参加、それぞれ配達や内部での区分け作業に従事した。アルバイトは昨年24日から始まり、1月5日までの13日間だった。その間、同局で引き受けた年賀郵便物は103万7000通、配達は88万5000通だった。

 大橋局長は文集に「朝早くからの出勤、立ちっぱなしでの区分け作業、吹雪、みぞれの中での配達。辛いこともあったと思うが、最後までりっぱにやり遂げたことを誇りに思って下さい。長い人生においては辛いこと、悲しいことが多くあると思うが、その時はこの『体験集』を読み返し、青春時代のがんばりを思い出してください。必ずやその荒波を乗り越えることができるでしょう」と添えている。

 文集には45人の生徒の作文が寄せられている。それぞれ郵便局の人たちから親切にしてもらったこと、お金を稼ぐということの大変さ、吹雪の中、自転車に乗って配達に回った時の辛さ、アルバイトを通じて学んだ人と人との信頼関係などを綴っている。1、2年生の多くは来年もぜひ、郵便局でアルバイトをしたいと願っている。

 大曲農高1年の佐藤潤之介君は「僕は野球部で、この春、郵便局で働いたお金で、千葉に遠征しに行きます。千葉に行けるのも僕たちが働きやすい環境をつくってくれたおかげです。このアルバイトで自分でお金をつくる大変さ、社会でのマナーや皆さんの仕事に取り組む姿勢や『郵便物を確実に届ける』と言う魂を感じました」と書く。

 大曲工業高2年の武田明文君は「郵便を配る家を覚えることが大変だった。自分は西仙北町刈和野出身で、担当したのは仙北町だったから。でも間違わずに配れたと思うのでよかった。全部配り終えた時の充実感や配った先の家の人から『ご苦労さん』などの励ましやお礼の言葉をいただいた時がアルバイトの中で一番、嬉しかった」と綴っている。

 同じ高校で3年の鈴木桐子さんは「新年のあいさつをハガキで伝える日本の文化は素晴らしいと思った。今は携帯のメールがあって、あまり手紙やハガキを友だちに送る機会は少ないが、アルバイトを通してその良さに気づいた」と感謝している。

 西仙北高1年の小林恵子さんは「普段、何気なく接している郵便物だが、多くの生活の裏側にはこういう仕事を日々、やっている人びとがいることを知る事ができた」と社会勉強になったことにお礼を述べている。文集は100部印刷してそれぞれの学生の家族と学校へ配布した。