仙南村に大型店進出

盛岡市に本社を置く「ジョイス」

今秋オープンをめどに建設、新たな商戦の展開へ(3月11日・月)

 大型店が建設される仙南村の予定地盛岡市に本社を置く食料品を中心とした大型小売店「株式会社ジョイス(小苅米淳一社長)」が、国道13号沿いの仙南村南町地内に今秋をめどに大型店の出店を計画しているのが明らかになった。既に建設予定地である田んぼの農振法の除外許可、農地の転用許可など大店法の規制条件もクリアしており、雪消えを待って造成工事に入る計画だ。11月のオープンを目指す。店舗は大曲市郊外にあるイーストモール・タカヤナギ店の約2倍、駐車場・緑地も約3倍の規模の大型ショッピングセンターとなる予定。これによって同市近郊、それに中仙町のジャスコを含めた大曲仙北の商戦は一段と厳しい拍車をかけられることになる。

 株式会社ジョイスは、1951年に創立した食料品を中心としたスーパーマーケット・実用衣料品店で、資本金は10億3000万円。2000年3月期の会社概要によると従業員は1200人で、盛岡、花巻、北上、水沢、一関、秋田に28店舗を構えている。

 県内では能代市に「スーパーセンター能代」、湯沢市に「湯沢ショッピングセンター」が既にオープンしている。28店舗の2000年3月期の営業収益は約383億円。

 ジョイスは当初、六郷町の国道13号沿いの南部斎場からサンカメラ間の約3万3000平方メートルへの進出を計画、同社専務が六郷町役場を訪れて出店計画を明らかにしていた。しかし、駐車場や道路、用水路などの絡みもあって計画は暗礁に乗り上げ、同地への出店を断念した。

 その後、約200メートル横手寄りの仙南村地内に白羽の矢を立て、仙南村役場に「ジョイス仙南店(仮称)」の概要を提出すると共に地権者と用地の交渉を進めていた。建設が計画されているジョイス仙南店は、国道13号沿いの仙南村役場に通じる十字路(信号機)の一角。その角地には現在、ローソンが営業している。用地面積は5万5515平方メートルで、地権者16人の了解を得ている。

 ジョイスが仙南村役場に提出した概要では大型小売店舗のためとしており、用途面積の内訳は店舗面積は約1万5000平方メートル、駐車場3万5200平方メートル、緑地帯2500平方メートルとなっている。ただ店舗面積などは今後変動する可能性もある。販売品目は生鮮食料品、酒類、衣料、電気製品、日用雑貨などとなっている。

 一方、ジョイス店舗開発部からテナント入居及び物資納入の意向を受けた仙南村商工会(高橋章会長)はテナントとして美容室、また物資納入はコメ、豆腐、醤油などを希望、書面で通知したとしている。