ルート特定は持ち越しへ
県は来年度中に調査費を計上へ(3月11日・月)
大曲市の大曲橋(通称・金谷橋)架け替えについて地元住民や市民代表、行政が話し合う「大曲橋架替検討委員会」の3回目の委員会が11日、エンパイヤホテルで開かれた。日程ではこの3回目の委員会で橋のルートを特定する予定だったが、この日は結論は見いだせずもう一度、金谷町と大曲西根の両地区で説明会を開き、26日に4回目の委員会を開催、その場で一定の方向づけを見つけ、8月までに最終決定することで解散した。事務局の県仙北土木事務所では02年度予算編成までに調査費を要望し、事業に弾みを付けたいとしている。
委員会は金谷地区、大曲西根地区の住民代表と地元選出の市議、それに市民代表、大曲市、国土交通省など22人の委員で構成されている。地元住民6人が傍聴した。この日の委員会では金谷、大曲西根の両地区で今月6日に地元説明会を開いたことなどが報告された。
大曲橋の架け替えは現橋の5メートルほど上流に架設する「現道案」と現橋から35メートル上流に架設する「現道応用案」、それに約200メートル上流に架設する「バイパス案」の3つのルートが提示されている。現道案、現道応用案とも道路を拡幅しなければならず、現道案だと沿線両側49世帯の家屋の大部分が移転を要するという問題を抱えることになる。一方、現道応用案でも南側住宅20世帯の大部分の移転が必要となる。また現道案、現道応用案とも新道が高くなり、車の乗り入れが直接出来なくなり、側道を介した出入りとなるなど生活環境も一変する。一方、金谷交差点から大曲農業高校の実習農園を分断するバイパス案を取っても、学習への影響も大きく、生徒たちの交通安全上の問題も生じる。
地元説明会では事業に対する反対の声はなく、むしろ好意的に受け止めてくれたと県。しかし、現道案、現道応用案、バイパス案を特定するまでの意見の集約にはならなかったと言う。この日もその報告が出され、委員側からは再度、地元に事業の趣旨説明を行い、周知徹底させ、不安を取り除くべきだとの意見となった。また大曲市もルートが特定されると「都市計画審議会」を経る必要があり、現在進めている「都市計画マスタープラン」との整合性も図ることになった。