児童数減少に歯止めかからず

大曲市の小学生、6年後には2000人以下に(3月18日・月)

 少子社会が急速に進んでいる大曲市−。市教育委員会の調査によると市内8小学校の児童数は02年度2248人が、08年度(平成20年度)で2000人を切ることが分かった。市の人口動態調査でも出生数の減少は著しい。1989年からのデータによると同年の出生数が371人だったのに対し、01年は305人と66人も減少している。歯止めのかからない少子社会に打つ手はないのか。

 市教育委員会によると02年度の新入学児童は380人で、この新入生を迎えることによって8小学校の児童数は2248人となる。しかし、03年には377人、04年321人と落ち込み、05年には358人とやや増加に転じるものの、06年337人と再びマイナスとなり、08年には284人まで新入学児童数は減少する。これによって全体の児童数もマイナスに転じ、2000人台を維持できるのは06年度(平成18年度)までだ。07年度以降は1992人、08年度1893人と推計している。

 児童数1053人規模の大曲小学校も07年度には989人と落ち、08年度には937人となる。東大曲小も02年度73人が、08年度には63人に、花館小も02年度430人が08年度は378人に、内小友小は145人が94人に、大川西根小は100人が72人に、藤木小も127人が96人、四ツ屋小も206人が171人、角間川小も114人が82人の児童数となる。こうした児童数の減少で、1学年の児童数が20人に満たない小学校が次々に誕生することになる。

 これを裏付けるのが市の人口動態調査。89年の出生数が371人だったのが、01年には305人と大幅減となっているからだ。出生数よりも死亡数が上回るいわゆる自然減に転じたのは96年から。同年の出生数が360人だったのに対し、死亡は388人と28人多かった。01年は出生305人に対し、死亡は417人と112人も上回った。こうした自然減によって市の人口も01年4月1日現在で3万9443人となっている。

 さきごろまとめた「第6次大曲市総合計画」(2002年〜2011年)でも将来人口は増加する要素がないとして3万8000人と推計、少子社会への対応としては「安心して子どもを生み、時代を担う子どもたちを地域社会全体で大切に育てる環境づくり」と謳っているが、具体的な対応策はないのが実情だ。