大曲商工会議所と大曲雇用開発協会
新人31人が参加、社会人としての心得も学ぶ(3月19日・火)
大曲商工会議所と大曲雇用開発協会主催の「新入社員合同入社式」と「教育講座」が19日、地域職業訓練センターで行われた。大曲仙北の事業所に就職が決まった新入社員を励ますと同時に社会人としての心得を学んでもらい、職場への定着を図ろうと毎年開いているもの。長引く不況で企業の新人採用も控え気味な面もあって、今年は昨年の80人の参加に比べ半数以下の15社から31人が参加しただけだった。
合同入社式で商工会議所の塩谷國太郎専務は「厳しい入社競争を乗り越えて、社会人の仲間となった皆さんを心から歓迎したい」と祝いの言葉を述べ、「早く仕事に慣れ、仕事を好きになってもらいたい。職場は何よりも人間関係が大事であり、人との付き合いを大切にしてほしい」と訓示した。石垣章大曲職安所長も「職場では人と人との協調性が何より大事。職場に食堂があるのなら、そこで先輩たちと一緒に食事することも勉強だと思ってもらいたい。そして努力もしないでこの仕事は自分に向かないと辞めるようなことではどんな職に就いてもやっていけない」と努力することを訴えた。
主催者側では参加者全員にボールペンと図書券、テレホンカードの記念品を贈呈。これを受けてグランドパレス川端の齋藤麻衣子さんが「この不況下での就職活動は大変だったが、自分の力を発揮できる会社で社会人としての第一歩を歩み出すことができたことに感謝したい。これからは社会人として誠心誠意努力し、地域住民の期待に添う立派な社会人となることを約束する」と誓いの言葉を述べた。
入社式の後は社会教育・接遇インストラクターの藤沼悦子さんが講師となって「社会人の心得」「職場の人間関係」「仕事への取り組み方」「ビジネスマナー」をテーマに講座を開いた。藤沼さんは「社員の態度でその会社の質が分かる」などとして名刺の差し出し方や電話応対などを具体的に指導した。研修は20日まで行われる。
入社式に参加した西鳥羽美佳さん(大同衣料)は「仕事は来月からだが、お給料を貰ったら家に飾る時計とか記念に残るものを購入したい」と夢を膨らませていた。鈴木商事への就職が決まったと言う高橋宏典君は「ガソリンスタンドでの仕事は前からやってみたかった。頑張ります。給料を貰ったらまず車を買って、しばらくはそのローンの支払いでしょう」と意を決していた。
ハローワーク大曲によると今年の高卒者の就職戦線は過去に例のないほど厳しく、2月末までに地元就職が決まったのは272人で、71人がまだ未定という。