大曲名物を目指せ
デザイナーがラーメンをデザイン、味も好評(3月20日・水)
大曲名物を目指せ−。まちの活性化に向けて活動している大曲市の市民グループ「まちの元気の素キートス22」では「花火ラーメン」を試作、20日夕、その発表会と試食会をサンロード1番街の味処「とがし」で開いた。キートス22の代表で、デザイナーのミチルさんが「花火の街・大曲らしいラーメンを作り、名物にしたい」と盛り付けをデザインした。試食会には市役所職員や大曲商工会議所、それに花火業者、市議会議員、キートス22のメンバーやサンロード商店街の店主ら40人ほどが参加。ゆで上がったばかりのホッカホッカのラーメンを試食したが「見た目もきれいだし、あっさりして花火のように潔い味」と評判だった。「花火ラーメン」は23日に市民ファミリースキー場で打ち上げられる「新作花火コレクション」に合わせ、味処とがし、Aji?Q大曲店、みちるやの3店で販売される。
花火ラーメンの特色はミチルさんが商品開発したいぶりチャーシュー(秋田の漬け物の代表でもあるいぶりガッコ風味のチャーシュー)と秋田県で唯一、同市四ツ屋で製造されている「もちせんべい」が入っていることとなっている。いぶりガッコやもちせんべいと言った古いものと新しいものの合体。それに大曲で栽培されている農産物を利用することで「農と商を結びつけることができる」とミチルさん。最近、全国的な話題を呼んでいる「横手焼きそばに続け!を目標にアクションしたい」と意欲を燃やす。
デザイナーがデザインしたラーメンだけに見栄えはとても華やかできれい。中央にゆで卵を配置し、花ふ、ノリ、ホウレンソウ、キノコの「シメジ」、カマボコ、コーン、それにニンジン、食用菊、ネギ、もちろんラーメンには欠かせないメンマ付き。シメジは花火の冠を表現し、ニンジンは花火の華やかさにつながり、飾りとして散らした黄色い食用菊は、花火と言ったら八重芯変化菊のイメージとなってラーメンを美しく彩る。もちせんべいを入れたのは「花火のようにパッと消えないうちに食べてもらいたいから」との趣向とか。
ミチルさんはデザインした「花火ラーメン」を通町周辺の食堂に「味やメンはそれぞれのお店の個性で出して構わない。ただ盛り付けだけはデザイン通りに」と販売を交渉。しかし、店によっては盛り付けが面倒と嫌われ、最終的に3店でラーメンを販売することになった。取り扱う「味処とがし」、「Aji?Q大曲店」、「みちるや」はいずれも通町のサンロード商店街にある。
この日の試食会では花火ラーメンの誕生を祝って、線香花火を添えてパチパチと火が灯るラーメンも登場、「さすがー」と会場を沸かせた。試食した人たちは「見た目も華やかだし、もちせんべいの独特の甘みがラーメンの味を活かす。大曲と言ったら花火。このラーメンがその花火を応援する名物になってもらえたら」と期待を込めた。ラーメンの値段は700円。