大曲橋架け替え

現道応用案でルート特定へ

大曲橋架替検討委員会で最終回答(3月26日・火)

 大曲市に架かる大曲橋(通称・金谷橋)の架け替えルートを巡って、4回目の検討委員会が26日午後から、広域交流センターで開かれた。委員会で検討した結果、金谷町住民が最も望む「現道応用案」を橋の架け替えルートとして提案したいとの回答を出した。出席者全員一致でのルート特定だった。地元委員も「やっと肩の荷が下りた」と満足した結果となった。

 委員会は大曲橋(通称・金谷橋)架け替えについて地元住民や市民代表、行政が話し合い、ルートを特定したいと県仙北建設事務所が事務局となって開いた。委員のメンバーは金谷町住民代表、対岸の大川西根地区住民代表、学識経験者、大曲商工会議所、市、警察など22人で構成されていた。

 県側からは現橋の5メートルほど上流に橋を架設する「現道案」と現橋から35メートル上流に架設する「現道応用案」、それに約200メートル上流に架ける「バイパス案」の3つのルートが提示されていた。

 現道案、現道応用案とも道路を拡幅しなければならず、現道案だと沿線両側49世帯の家屋の大部分が移転を要し、金谷町住民の昔からのコミュニティが消滅してしまうなどの問題を抱えていた。一方、現道応用案でも南側住宅20世帯の大部分の移転が必要とされていた。また現道案、現道応用案とも新しく設置される道路が高くなり、車の乗り入れが直接出来なくなり、側道を介した出入りとなるなど生活環境も一変する問題もあった。一方、金谷交差点から大曲農業高校の実習農園を分断するバイパス案を取っても、生徒たちの学習への影響も大きく、交通安全上も問題があるとして学校側から強い抵抗があった。

 4回目の検討委員会を開く前の19日、県仙北建設事務所では金谷児童館で2回目の地元説明会を開催。その結果、地元からは現道応用案が望ましいとの声が出されていた。そして移転を要する南側住宅地の住民のコミュニティの存続のためには、大曲農業高校の実習地の提供を求めたいとの要望も出されていた。

 この日の検討委員会で事務局は、地元説明会でそうした要望があったことを報告。その意向を受けての委員会の回答となった。県は02年度予算編成までに調査費を要望し、橋の架け替え事業に弾みを付けたいとしている。大曲市もこのルート特定に添って、まちづくりのマスタープランを策定する方針。