最新のごみ処理施設誕生
リサイクルプラザも備えた総合的な廃棄物処理施設へ(5月13日・月)
大曲市外9カ町村清掃事業組合(管理者・高橋司大曲市長)が同市花館字大戸下川原地内に建設していたごみ処理施設「大曲市外9カ町村清掃センター」が完成、13日、現地で竣工式が行われた。新しい施設は敷地面積1万8530平方メートルを確保、鉄骨コンクリート造り一部鉄骨の工場棟(軒高約31メートル)と資源物を貯留・保管する鉄骨造り1160平方メートルのストックヤードの2棟からなる。鉄筋コンクリート造りの煙突は高さ59メートル。
施設はごみ焼却施設、灰溶融設備、粗大・資源ごみを処理するリサイクルプラザ、資源物のストックヤードを備えた総合的な廃棄物処理施設となっている。焼却炉は連続燃焼式で、24時間の処理能力は154トン。旧式のごみ処理施設は16時間稼働で処理能力は100トンだった。24時間連続燃焼式のため、猛毒のダイオキシン発生は防止基準の0.1ナノグラムに対し、はるかに下回る0.04ナノグラムまで削減できる性能を備えるなど公害対策に万全を期した。
また焼却炉内で発生した高温の排ガスは、廃熱ボイラーで施設内の冷暖房、給湯、ロードヒーティングなどに有効利用できる。さらにごみの燃焼で出る灰は灰溶融設備で処理され、灰の減量化が図れた上、ガラス状のスラグ、メタルとして建設資材などに再利用される。灰の処理能力は1日約22トン。
リサイクルプラザは延べ床面積約5479平方メートルで、破砕機を備え、粗大ごみを鉄類、アルミ類、可燃物、不燃物と選別処理する。また資源ごみの鉄類は磁選機で回収され、鉄類圧縮機で圧縮成型され、回収業者に回す。アルミ類もアルミ選別機で選別し、アルミ圧縮機で成型し、回収業者へと回す。ペットボトルも異物を取り除いた後、圧縮梱包し、資源として搬出する。ビン類は手選別で異物を取り除き、白、茶、その他の3種類に分けて、資源として再利用する。リサイクルプラザの1日の処理能力は45トン。
旧ごみ処理施設は1982年に建設されたもので、炉が老朽化したと同時にダイオキシン対策など公害問題に対応できなかった。総事業費は115億7178万5000円。川崎重工業株式会社(本社・東京)が工事を請け負った。
竣工式には大曲市、神岡町、西仙北町、六郷町、協和町、太田町、仙北町、千畑町、南外村、仙南村の10市町村の首長や市町村議、県関係者ら約140人が参列した。管理者の高橋大曲市長は「新しいごみ処理施設は総合的な廃棄物処理施設となっており、周辺環境やダイオキシンをはじめとする公害防止、環境対策に万全を期し、廃棄物循環社会の実現に向けて大きな力を発揮することと思う」と式辞を述べた。そして建設用地提供者5人と1団体、それに同施設へ絵画16点を寄贈したアマチュア画家グループの「彩友会(佐藤寅男会長)」に感謝状を贈呈した。