出前アート体験を開催
チラシなど身近な材料で楽しむアートを提供(5月15日・水)
角館町の「かくのだて街角美術館」は新聞の折り込みチラシや牛乳パック、卵の殻など身近な材料でアクセサリーや部屋の壁飾りなどの作り方を指導し、幼児から大人まで心いやされるアートの場として親しまれている。JR角館駅前ビル二階にあって、開館して3年半。館長の三浦倫美(みちみ)さん(41)は「街角美術館がもっと多くの人に親しまれる場にしたい」と今月から同館の休館日である水曜日に「出前アート体験コーナー」を開くことにした。15日、その最初の出前アートを同町の中心市街地活性化支援センター「かつらぎ」で開いた。
三浦さんが行う出前アートのサービスは身近な材料で楽しむアートのほか、和紙で作る「しあわせフクロウ」、和紙を透明なフイルムに挟んで「しおり」を作るなど手作りの様々なメニューがある。細かく切り取った折り込みチラシを水と糊の入ったすり鉢ですりこぎして解かし、それを練り合わせるとウサギやネコなど動物の壁飾りとなったり、人形を作ることもできる。
一時間ほどの作業で自由な発想のアートを楽しめ、子どもたちは夢中になるという。三浦さん自身、子ども大好きで「アートを通じて子どもたちと遊びたい」と話す。若いころは田沢湖町の民族歌舞団「わらび座」で演技者として、また舞台美術も手がけた。そして画業を開始し、イタリア・フィレンツェへ短期留学。1998年、独自の芸術活動を展開したいと「かくのだて街角美術館」をオープンさせた。
同館は三浦さんのアート作品である「アートカード」、フクロウのアクセサリー、しおりなどの観賞と買い物、気が向けば三浦さんと共にアート体験も楽しめ、「感性のキャッチボール」の場として親しまれている。この日、初めて開いた「出前アート体験」はまだ知られてないせいもあってか午前中のお客さんの姿はなく、三浦さんは“待ちぼうけ”を食わされてしまった。でも「気長に待ちます」といかにも子ども好きといった天使のような笑顔を見せた。
同館の「出前アート体験」は体験料金300円。材料代は別。かくのだて街角美術館はの入館料は大人300円、小中高生200円。問い合わせは下記へ。
かくのだて街角美術館(0187−53−2255)、中心市街地活性化支援センター「かつらぎ」(0187−54−2520)。出前アートは午前9時半から午後5時半まで。