少女、遊具に挟まれる

大曲市の児童センターで

病院の事務員らが無事に救助(5月29日・水)

 少女が挟まれた遊具、神宮さんは穴から中に飛び込んだ28日夕、大曲市川原町の花園児童センター敷地内にある遊具で遊んでいた同市の小学1年の少女(7つ)が、はしご状に組まれた枕木と枕木との間に挟まり、抜け出せなくなるという事故があった。そばにいた小学生が近くの花園病院に駆け込んで助けを求め、同病院の事務員らが駆けつけ、約30分後に無事、助け出した。少女は救急車で仙北組合総合病院に運ばれたがケガはなかった。センターを管理する市福祉事務所では、その遊具の使用を禁止するとともにほかに危険な遊具はないか29日朝から市内の児童館などを点検している。また市教育委員会でも市内の小学校に遊具を点検するよう指示した。

 少女が挟まれたのは通称「てんとう虫」と呼ばれる遊具で、高さ約1.3メートル、直径約5メートルのかまぼこ形をしたもの。中央部にはしご状に組み込まれた枕木があり、それを登って遊んでいるうち枕木と枕木の間に体が入ってしまい、抜け出せなくなった。

 救助を求められた花園病院から事務員の神宮正憲さん(48)が駆けつけ、空洞になっている遊具の中に入って、ぶら下がった状態の少女を肩ぐるまして支えた。近くにいた建設作業員がのこぎりで枕木の端を切って隙間を広げ、助け出した。

 市福祉事務所では「遊具は毎年、危険なカ所はないか点検している。枕木と枕木は動かないよう金具で支えているのだが、その支える金具が上部になかったかもしれない」と話す。救助に入った神宮さんは直径わずか36センチほどの穴をくぐり抜けて中に入った。大人なら入れるはずはないような狭い穴を神宮さんは「両手を前に突き出し、頭から飛び込むような感じで突っ込んだ」と話す。