野心的な野外大写真展

角館町の写真家・千葉さん初の試み

西宮家の蔵の壁や樹木をギャラリーに開催(5月30日・木)

 西宮家の蔵の壁に飾った作品と千葉さん角館町在住の写真家・千葉克介さん(56)の野外大写真展「北の彩り 秋田、青森、岩手」が明日31日から6月9日まで同町田町の観光施設「あきた角館『西宮家』」で開かれる。千葉さんはプロの写真家として活躍、これまでに数々の写真集を発行しているほか、著名なカメラ雑誌でも作品を発表、毎年、手がけている角館町のさくら祭りや祭典のポスターは全国的にも好評を博している。

 今回の野外写真展は西宮家の蔵の壁や軒下、庭の木々をギャラリーにしたもので、東北の自然を切り取った千葉さんの作品が野外でどう生きるか、国内でも恐らく初めての野心的な試みの写真展として注目される。

 展示するのは「北の彩り」シリーズで93年に発行した「秋田」、96年の「岩手」、99年の「青森」の写真集から選んだ約100点。最新作もある。サイズは小さいものでキャビネ版から1メートル×2メートルの作品も。「光り輝く樹海」(八幡平)、「朝日と樹氷」(八甲田)、「カタクリ群落」(西木村)、「冬の浄土ケ浜」(岩手県)など大型カメラで捉えた風景はリアルな迫力があり、見物だ。またツクシとスギナ、カタクリ、モミジ、ヤナギラン、コマクサなど小さな植物の小さな美を捉えた写真も楽しめる。オールカラー。

 千葉さんは今回の野外写真展について「自然を相手の写真であり、自然をキャンバスに自分の写真を飾ってみたいというイメージは前からあった。昨年10月29日に河辺町の『憩いの森』で一日だけやってみたが、やはり面白いものだったので、地元で大がかりにやってみようと思った」と話す。野外だけに作品は雨ざらしになる可能性もあり、作品は額縁も含め防水加工したという。

 写真展は入場無料。開催時間は午前9時半から午後5時まで。期間中は「さつき店」も開催される。