藤木小、角間川小、南中の合同演奏会
子どもたちの演奏にお父さん、お母さんも感動(11月4日・月)
大曲市の藤木小と角間川小の器楽部、それに大曲南中吹奏楽部の合同演奏会「第14回南の子ども音楽会」が3日、中央公民館ホールであった。市の南地区に位置する3校の器楽部と吹奏楽部が日ごろの練習成果を地域の人たちに披露し、喜んでもらいたいと開いているもの。ホールは子どもたちのお父さん、お母さんたち、それに南中の生徒たちの応援団で埋まった。
藤木小「スクールバンド部」は3年生から6年生まで24人編成。角間川小のジュニアバンドは4年生から6年生の9人編成。どちらも先生が指導しているのではなく、藤木小は同地区に住む会社員の小松國夫さん(42)、幸子(こうこ)さん(42)夫妻、角間川小はやはり地元で自営業を営む村居清和さん(45)。小松さん夫妻は4年前から、村居さんは7年前からボランティアで子どもたちのバンド指導をしている。どちらも中学・高校時代に活躍した吹奏楽部の経験を活かして子どもたちの指導を始めた。
3校を代表して角間川小の伊藤孝之校長は「子どもたちは高いレベルの音楽を聴かせたいと一生懸命に練習してきた。頑張っている子どもたちのために皆さんもたくさんのメッセージを送って、励ましてやってほしい」とあいさつ。
小松幸子さんの指揮で藤木小の演奏から音楽会は幕を開けた。藤木小は小豆色のTシャツにジーパン。角間川小は白いTシャツにジーパン。藤木小はテレビコマーシャルの「空も飛べるはず」や「WAになっておどろう」など5曲を、角間川小もやはりCMソングの「君の瞳に恋してる」、NHK「生き物地球紀行」のテーマ曲「TOMORROW」など4曲を演奏した。トランペット、ホルン、トロンボーンの管楽器に打楽器の組み合わせ。わずか9人編成という角間川小だったが、藤木小に負けず劣らずの元気な音で聴衆を魅了した。
会場を沸かせたのは大曲南中の登場だった。新道喜美子先生の指揮、部員29人は全員女の子。今年は「朝鮮民謡の主題による変奏曲」の演奏で県吹奏楽コンクールで金賞を獲得した。「ハリーポッター交響組曲」で南中の演奏は始まった。流れる音は波のようにうねり、ダイナミックに躍動した。「アーリラン、アーリラン」でお馴染みの朝鮮民謡が牧歌的に流れると聴衆からは感動の拍手も。お父さん、お母さんたちが青春時代に夢中になった「ロックンロールメドレー」ではフルートやクラリネット、サキソフォーン、トランペット奏者らが立ち上がってソロ演奏。聴衆は手拍子を打って生徒たちの演奏に酔っていた。
演奏が終わると会場からは「アンコール」を求める大きな声も。先生も生徒たちも嬉しそうにその求めに応じ、2曲をサービスに加えた。最後は藤木小、角間川小の児童たちも加わって小松幸子さんの指揮で「アメリカシンフォニー」を合同演奏。会場を埋めた聴衆は「南の子どもたち」の音楽を通したさわやかなサービスに心から喜んでいた。演奏会が終わってから、南中の部員たちは一斉にホール入り口に駆けつけ、ハの字に並んで「ありがとうございました」と音楽を聴きにきてくれた人たちお礼を述べていた。